加齢とともにリスクが高まる“ロコモティブシンドローム”について

介護ニュース 2013年05月30日(木)

「立つ」「歩く」が困難に!要介護や寝たきりの可能性は?

50歳を過ぎると7割以上の人が“ロコモティブシンドローム※運動器症候群(以下、ロコモ)”になる可能性があるといわれています。

“ロコモ”とは、将来、要介護や寝たきりになってしまうリスクが高い、または「立つ」「歩く」といった動作が困難になり要介護や寝たきりになってしまうことを指し、加齢とともにそのリスクは高くなる傾向にあります。

実際の調査でも、50代以上の約半数が“ロコモ”

実際、その傾向は、日本整形外科学会が2013年2月末から3月初めに行った「ロコモティブシンドローム生活者意識全国調査」(全国の20代から70代以上の男女、計2064名を対象に行ったインターネット調査)でも明らかになっており、50代以上の約半数が「要介護のリスクが高まっている」という結果であることが分かりました。

また、ロコモの可能性があるかを調べる「ロコチェック」では、「片足立ちで靴下が履けない」と答えた人が全体の21.8%で最も多く、続いて「家の中でつまずいたり滑ったりする」が20.1%、「階段を上るのに手すりが必要である」が17.6%でした。

さらに、自分が「ロコモシンドロームになる不安があるか」といった質問には49.9%が、「不安をかなり/やや感じる」と答えています。

編集部 つつみ さえこ