ツナミ世界へストーカー・フットワーク

2月23日9時49分配信 日刊スポーツ

 「内藤超え」の階段トレで、日本人女子初のWBA王座を狙う。26日に世界挑戦を控えるスーパーフライ級1位・天海ツナミ(24=山木)が22日、都内のジムで練習を公開した。今回は階段ダッシュ特訓で下半身を徹底強化。「やることはやった。調子はいい」と、ミット打ちなどで軽めの調整だった。
 昨年、知人から「練習にいい場所がある」と誘われた。よみうりランド近くの階段だった。世界戦が決まり、1月から週2回で約10日間通った。階段トレはWBCフライ級王者・内藤が有名。内藤は07年から88段で始めて前回は253段を10本。ツナミは1日4、5本だが、内藤を上回る285段をこなした。
 王者の張はアマ経験豊富で、フットワークがいい。ツナミは「打ち合いなら負けない。前に詰めて中に入れるかが勝負」と話す。足とスピードで負けないための階段特訓。「下半身の安定感が増したし、スタミナもついた」と手応えを感じている。
 左と初対戦が課題だが、スパーリングも男子相手に1回3分でこなしてきた。山木会長は「パワーとスタミナで互角」と話す。ツナミも「4年間打ち込んできた成果をみせたい」と、晴れ舞台を待ち望んでいる。【河合香】

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