JR膳所駅周辺整備構想 大津市 南側に入り口を新設

5月17日22時59分配信 京都新聞

 大津市はこのほど、JR膳所駅(同市馬場2丁目)周辺の整備基本構想をまとめた。2012年度に着手を目指す橋上駅舎化計画に合わせ、駅と周辺のバリアフリー化推進を柱に、駅南側に新たな入口の新設、北側広場の再整備などを盛り込んだ。今後、具体化に向けた調査や計画策定に取り組む。
 周辺整備は、駅の半径1キロ圏内が対象。現駅舎の西側にJR東海道線をまたぐかたちで、橋上駅舎を建設し、線路で遮られた駅南側と往来できるようにしたうえで、新たに駅前広場を設ける。
 さらに、駅北側にある現在の駅前広場も拡張し、現駅舎跡地を含めた周辺の土地利用を検討。あわせて、湖岸の商業地域とを結ぶ「ときめき坂」の歩行者優先化など、駅利用者らが歩きやすい環境作りにも取り組む。
 同駅の1日の乗降客は約2万5000人。ホームとは地下通路でつながっているが、階段しかなく、早急なバリアフリー化が求められている。また、駅周辺の道路幅も狭く、スムーズな交通の確保も課題となっている。
 市は昨年8月に地元住民や学識経験者による策定委員会を設け、構想の内容を協議してきた。

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