「猿も木から…」マンション最上階狙う空き巣、屋根から転落し御用

7月30日11時47分配信 産経新聞

 マンションの最上階を狙い空き巣をしたとして、神奈川県警捜査3課などは、窃盗容疑で横浜市保土ケ谷区の塗装工、佐藤成人被告(49)=同罪などで起訴=を逮捕した。県警によると、佐藤容疑者はマンションの外階段から侵入して屋上に行き、外壁の段差などを利用してベランダに入り込む手口で、空き巣を繰り返していたという。

 佐藤容疑者は「高層階は無施錠が多い。平成8年からやった」と供述。県警は同市内で同様の手口の犯行を500件以上確認し、被害総額は約5千万円にのぼるとみて裏付けを進めている。

 県警の調べによると、佐藤容疑者は3月29日午後、同市神奈川区のマンション7階の家に侵入し、現金22万円などを盗んだ疑いが持たれている。佐藤容疑者は5月24日に民家に侵入しようとして屋根から転落し、骨折。警戒中の警察官に見つかり、病院に搬送され、退院後に逮捕された。佐藤容疑者は「猿も木から落ちる」などと話していたという。

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