「病気をよせつけない足をつくる」湯浅景元著

ゲンダイネット 2012年10月1日 掲載
   
 家の中でつまずいたり滑ったりする、手すりがないと階段を上れない、片足立ちで靴下をはけない……。このようなことがよくある人は、ロコモティブ・シンドロームと呼ばれる運動器障害の可能性が高い。加齢による足の筋肉の衰えが進んでいるという。
 本書では、衰えた足の筋肉を回復させるトレーニング方法を紹介する。例えば、椅子に浅めに座り、片方の足を床と平行に伸ばして10秒ほどキープする。これを左右交互に3セット。このようなアイソメトリックトレーニングが効果的で、ハードなトレーニングは必要ないという。
 糖尿病予防なら食後に歩き、高血圧予防なら平坦な道を歩く――。生活習慣病ごとの効果的な歩き方も紹介している。
(草思社 1400円)

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