171段の階段かけ上がり競争 JR京都駅ビル

2月21日21時8分配信 産経新聞

 JR京都駅ビル(京都市下京区)にある171段の階段をかけ上がってタイムを競う「JR京都駅ビル大階段駈け上がり大会」が21日行われ、全国から参加した288人が自慢の脚力を披露した。

 駅ビルPRのために始まり、今年で12回目。参加者の中には警察官や競輪選手など、体を鍛えた男性の姿も。4人1チームの団体の部や個人総合の部など、4部門でスピードを競った。

 171段の距離は約100メートル、高低差約30メートル。スタート直後は軽快だった参加者も、次第に息を切らせて苦しそうになり、女性の中には倒れ込むようにゴールする人もいた。

 個人総合の部で4連覇を果たした宇治市の小学校教諭、丸尾章弘さん(29)は「大会前に階段でトレーニングを行っていた。来年も優勝を目指したい」と笑顔で話していた。

エスカレーターに2億 京王線調布駅

2月21日8時4分配信 産経新聞

 連続立体交差事業が進む調布市の京王線調布駅で、橋上仮駅舎の南北に今秋、エスカレーターが1基ずつ設置される。市は事業費約2億円を21年度予算案に計上したが、連続立体交差事業が完成する24年度には撤去される。長友貴樹市長が20日、明らかにした。

 橋上仮駅舎は都、市、京王電鉄の事業で昨年9月14日にオープン。南北自由通路の南北に階段、エレベーターが設置された。エレベーターは障害者らだけでなく健常者も使用し、エスカレーター設置を求める声が市に寄せられていた。

 エスカレーターの使用は約3年間。設置は同市が決断し、事業費全額を予算に盛り込むとともに、都、京王電鉄との役割分担について「調整中」(同市)としている。

 長友市長は「障害者、高齢者の利便性を確保するため、総合的に判断して設置を決定した」としている。

熊野古道:急傾斜の石畳に滑り止め 一部改修し段差 /和歌山

2月20日13時3分配信 毎日新聞

 春の本格的な行楽シーズンを前に、田辺市は同市中辺路町の世界遺産・熊野古道で急傾斜の石畳を一部改修し、滑り止めの段差を設ける。近く完成の予定。
 石畳は牛馬童子像のある箸折(はしおり)峠と近露王子跡を結ぶ地道の一角にあり、長さ約100メートル。78~82年に自然石で新設された。
 しかし、傾斜が15度の所があり、雨の日は滑りやすい。このため特に傾斜のきつい上部と下部を、高さ約10センチ、奥行き約3メートルの2~5段の階段状に改修する。事業費50万円。
 箸折峠から近露王子跡にかけては、短時間で往時の雰囲気が楽しめ、観光コースとして人気がある。【吉野茂毅】

ブリコラージュ:“がらくた”に命 高松の鉄職人・槇塚さん、作品展 /香川

2月19日16時1分配信 毎日新聞

 ◇作業場改修し作品展
 不要になった物をつなぎ合わせるなどして、新しいものに生まれ変わらせる「ブリコラージュ」という作品づくりに取り組む鉄職人、槇塚登さん(36)が20日、高松市木太町の作業場の2階を改修した「Gallery Altana(ギャラリー・アルターナ)」で個展を開く。
 ストーブがテーブルに変身していたり、高圧ガスボンベがポストだったり……。もともとの用途からは想像もつかない新しい“顔”が出迎えてくれる。
 槇塚さんは、父親が経営する「槙塚鉄工所」の次男。幼いころから職人の仕事が間近にあった。22歳ごろから鉄工所に勤め、水門やらせん階段、手すりなどを作り、溶接などの腕を磨いた。
 作品づくりを始めたきっかけは、友人から表札づくりを依頼されたこと。海岸に漂着していた流木とステンレスの板を組み合わせると、意外にもマッチした。“がらくた”からの制作は、図面通りにモノを作るのとは違う魅力があり、さまざまな作品を作るようになる。
 作業場も風変わり。使っていなかった古い工場の利用を始めた。1階に拾い集めてきた鉄くずや看板、部品、車などを並べ、中央を作業スペースに。2階はギャラリーにした。
 今回は新作約30点を含め約80点。カメラの三脚に天板を取り付け、角度や向きが自由に変えられるサイドテーブル、手押し車を使ったテーブル、じょうごがランプカバーに……などユニークな作品ぞろいだ。
 槇塚さんは「わざとさびを出すなどして味を出した。役目を終えたと思われがちなものがこんな風に生まれ変わるのかと楽しんでもらえれば」と話している。23日まで。正午から午後6時。無料。槇塚さん(090・8286・5951)。【三上健太郎】

墳丘表面全体を石でおめかし 京都・元稲荷古墳

2月18日22時28分配信 産経新聞

 全国最古級の前方後方墳とされる古墳時代前期(3世紀後半)の元稲荷古墳(京都府向日市)で、後方部の平坦(へいたん)面や外周から敷石が見つかり、市埋蔵文化財センターが18日、発表した。同古墳では、階段状の前方部の斜面でも敷石が見つかっており、築造当時は墳丘の表面全体が石で覆われていたとみられるという。

 同センターは「大掛かりなつくりにすることで、被葬者の権力を誇示したのでは」と推測。邪馬台国の女王、卑弥呼の墓との説もある箸墓(はしはか)古墳(奈良県桜井市)など、同時代の古墳の成り立ちを考える上でも貴重な資料となりそうだ。

 墳丘北側の後方部計約60平方メートルを調査。敷石は、3段の階段状になっている平坦面(幅約1・6メートル)や外周で出土した。墳丘の北端も確認され、元稲荷古墳の全長は約92メートルで、箸墓古墳の約3分の1の規模だったこともわかった。

 元稲荷古墳では、昭和45年の調査で前方部でも敷石が確認されており、同センターの梅本康広・調査係主任は「外観はまるで『石の山』のようだったのではないか」と推測している。

 また、縁に独特の丸みを持つ讃岐産の祭儀用土器の破片約30点も出土。被葬者と讃岐地方との関連をうかがわせた。梅本主任は「被葬者は大和政権に参画しながら、政治的に自立した有力な首長だったのではないか」とみている。

 現地説明会は21日午後1時から。阪急西向日駅から北西へ徒歩約15分。

良品計画子会社、戸建て住宅新商品「無印良品 朝の家」発売

2月17日17時37分配信 nikkei TRENDYnet

 良品計画の連結子会社ムジ・ネット(本社:東京都豊島区)は2009年2月13日、「無印良品 朝の家」を発売した。「木の家」「窓の家」に続く新商品で、暮らしやすさを一番に考えた戸建て住宅という。発売するのは、千葉県佐倉市ユーカリが丘に建てた分譲物件2棟。ユーカリが丘の開発元、山万とともに建てた。販売価格は4525万円~4792万円。

 「朝の家」は家具配置が自由で汎用性の高い空間が特徴。大きなクローゼットを家族で共有することで、収納を集約させ部屋を広く使える。装飾や過剰な設備を消し去り、簡素簡潔な「普通の家」を目指した。

 構造計算で裏付けられた安全性、室内の快適な環境を実現する高気密高断熱で、長く快適に暮らせるという。大きなダイニングテーブルは、食事だけでなく、家族が集まる豊かな時間を生む。また、玄関からリビングを通って、階段で2階へ上がる構造で、リビングでくつろいでいても、キッチンにいても、子供との会話が自然に生まれるという。(文/平城奈緒里=Infostand)

横浜開港150周年:横浜マリンタワー、5月23日リニューアルオープン /神奈川

2月17日12時2分配信 毎日新聞

 ◇カフェや多目的ホール備え
 横浜市は16日、横浜港のシンボルとして長年親しまれ、06年12月から営業を休止している「横浜マリンタワー」(横浜市中区山下町、高さ106メートル)が5月23日にリニューアルオープンすると発表した。外装はこれまでの赤と白から、シルバーとブラウンオリーブの落ち着いた装いに一新。多くの人が集う場となるようカフェや多目的ホールも備え、開港150周年に彩りを添える。
 総事業費のうち、横浜市が約31億円、不動産開発会社「リスト」(同区)を代表とする運営事業者が内装など約8億円を負担した。耐震補強工事の他、階段での移動しかできなかった1~4階の低層階にエレベーターを2基設置するなどバリアフリー化。また、展望台は窓枠を少なくして、床の一部をガラス張りにすることで広大な港の風景を楽しめるようにしたという。
 ゲームコーナーなどがあった低層階には、カフェやFMヨコハマのスタジオ、結婚式やコンサートに使えるホールなども設置し、観光や文化の拠点として元町や中華街、山手地区と一体となった街づくりを目指す。
 マリンタワーは開港100周年事業の一環で1961年1月に開業。当時は珍しかった横浜港周辺の観光スポットとして人気を博したが、次第に客足が遠のき、06年12月に民間会社による営業を終了。07年1月に横浜市が取得し、08年3月から改修工事が行われている。【野口由紀】

江戸時代の石堤と階段を発見 熊野本宮大社旧社地近く 和歌山

2月17日8時3分配信 産経新聞

 田辺市本宮町の熊野本宮大社旧社地の大斎原(おおゆのはら)近くで、江戸時代に築かれたとみられる石の堤防「石積み護岸」と、高低差約4メートルで20段の石段が見つかり、県教委文化遺産課と県河川課が16日、発表した。旧社地の証誠殿のほぼ正面に位置する場所から発掘されていることから、周辺を流れる熊野川の船着き場からの参道とみられ、当時の同大社の全容を示す貴重な遺構という。

 同大社は明治22年の洪水で流されるまで熊野川と支流の音無川に挟まれる中州に鎮座したことから、水の神様としても知られていた。移築後、大斎原は旧社地として神域に指定され、大鳥居が建っている。

 熊野川河川整備計画に基づく堤防整備、大斎原の浸食対策工事の事前調査として全長約200メートル、8カ所にわたって試掘が行われた際、第7トレンチ(試掘壕)から幅約1・8メートル、高低差約4メートル、20段の石段が見つかった。下層と上層で石の積み方や形状が異なっていることから当時少なくとも3回にわたって改修が行われたとみられ、石に江戸時代のものとみられる炭などの炭化物が付着していたことから、江戸時代後期に建造された遺構である可能性が非常に高いという。

 発見された旧石積護岸と階段は整備の着工に伴い、2月末までに埋め戻される予定で、県教委などは21日午後1時から現地説明会を行う。県教委文化遺産課の小田誠太郎班長は「川と闘いながら鎮座した当時の熊野本宮大社の遺構に触れることができる数少ない機会」と話している。

金沢の競争入札、2社を門前払い…1社が予定額99%で受注

2月16日5時6分配信 読売新聞

 金沢市が今年1月に実施したごみ処理施設工事の一般競争入札で、大手メーカー3社のうち2社が、「技術力」を理由に門前払いとなっていたことがわかった。

 提案した技術方式が却下された形だが、2社は過去の入札で技術的な理由で失格したことはないという。談合防止に役立つとされる一般競争入札が結果的に「1社入札」となり、予定価格の99%の高率で受注していることから、発注の透明性が疑問視されている。

 この施設は、老朽化に伴う更新事業として金沢市が発注した「西部クリーンセンター」建設工事。1日340トンのごみを処理する施設で、事業費の約3分の1は国庫補助の対象だ。全国に広く普及しているストーカ炉が採用され、1日100トン以上処理できるストーカ炉の納入実績などを参加条件とし、昨年6月、一般競争入札が公告された。

 参加申し込み後、技術審査の対象となったのは、タクマ(兵庫県尼崎市)、JFE環境ソリューションズ(横浜市)、荏原製作所(東京都大田区)の3社。

 業界関係者によると、2007年度末現在、条件を満たす施設をタクマは約180件以上、JFE約80件以上、荏原は約50件以上納入した実績があるという。

 同市の仕様書は、ごみを燃やしながら移動させる鉄格子が階段状方式のストーカ炉を原則としており、老朽施設を請け負っていたタクマは仕様に沿った方式を提案した。他の2社は、同市がコスト削減などが認められれば独自方式も認めるとしたため、鉄格子を水平に配置した方式を提案。ところが同市は昨年12月下旬、タクマのみ参加資格を認め、2社を失格としてそれぞれに通知した。

 同市は、事前公表制度に基づき予定価格(123億円)を公表したうえで、先月末、予定通り入札を実施。タクマは122億5000万円(落札率99・59%)で落札した。

 JFEが入札前、同市契約規則に基づいて苦情を申し立てると、同市は「提案技術と仕様書や法令との間に疑問点がある」などと説明。同社は詳細な理由を求めて異例の再苦情申し立てをした。

 業界関係者は「2社の方式も、他の自治体で採用されている。いずれの方式も、市が求める水準を満たすはずだ」と、今回の結果に首をひねる。失格したメーカー関係者は「110億円程度で札を入れる予定だった」といい、1社入札でコストアップを招いた恐れもある。

歌丸が復帰!“政権交代”狙う楽太郎に応酬

2月15日7時1分配信 スポーツニッポン

 肺気腫に伴う感染増悪で入院していた落語家の桂歌丸(72)が14日、東京都文京区の後楽園ホールで行われた日本テレビ「笑点」(日曜後5・30)の収録で仕事復帰した。「まだあの席は譲れませんよ」と司会の座の死守を宣言。「52年吸っていた」たばこをやめて「やりたい仕事がまだある。倒れられない」とまだまだ現役をアピールした。

 歌丸は約1000人の観客の大きな拍手に迎えられ登場。階段7段をしっかりとした足取りで上がり、いつものように客席でオープニングを収録。「先日、風邪をこじらせて入院しましたが、何とか退院できました。今は負けちゃいられません。(三遊亭)楽太郎が(司会の座を)狙ってますから、頑張っていきたい」とあいさつ。観客は大爆笑で仕事復帰を祝福した。

 名物の「大喜利」では、三遊亭楽太郎(59)が「入院して死んじゃうと思ったのに」と毒舌攻撃。歌丸がすかさずにらんで座布団1枚を取り上げる“いつもの”シーンに、客席は再び爆笑の渦に包まれた。

 1月下旬に不調を感じ、今月2日に診察を受けた病院にそのまま入院した。退院は12日。「笑点」収録に穴を開けず、「お客さんが温かく迎えてくれて芸人冥利(みょうり)に尽きます」と感謝の表情を浮かべた。

 「笑点」は通常、隔週で2週分ずつ収録。この日は22日と3月1日の放送分を撮った。22日分を撮り終え、せきこんですぐに水を飲む場面もあったが、2週分計約40分間をよどみなく終わらせ、「息苦しくなることもなくしゃべれた」と笑顔。「まだまだ倒れられない。あの席は譲れませんよ」とニヤっと笑った。

 1日60~70本吸っていた愛煙家も「“この病気は治らない。たばこを吸うともっと悪くなる”と(医師に)言われた。仕事でまだやりたいことがある」と喫煙歴52年で初めて禁煙を決心。「持ち歩いている酸素吸入器と薬に頼って仕事を少しセーブしてやっていきたい」と語ったが、早速、15日は水戸市と宇都宮市で仕事。「酒を1滴も飲まないので、落語しかやるものがなくなった。本業と笑点でお客さんに恩返ししたい」と語った。