視覚障害者介助研修:警察学校初任科生、県立盲学校で /島根

6月4日16時2分配信 毎日新聞

 障害者への理解を深めるとともに、今後の職務で思いやりを身につけてもらおうと警察学校で学ぶ初任科第136期生が3日、松江市西浜佐陀町の県立盲学校で視覚障害者介助研修を受けた。
 同校を訪れたのは県警察学校で教育や訓練を受けている今年4月に採用された39人。盲学校の歩行訓練士の資格を持つ教諭から、スライドを使用して弱視や全盲の視覚障害者の生活はどういったものか、など視覚障害者について理解を深める授業を受けた。その後、2人1組になり、1人がアイマスクを付けて階段などを歩行し視覚障害を疑似体験し、もう1人が介助するという実習を行った。
 県警察学校の山崎孝雄副校長は「ただ、障害がある方の介助方法を学ぶだけではなく、困っている人の立場に立ち、親身になって接する思いやりのある警察官になってほしい」と語った。【目野創】

高層ビルで階段マラソン 高松シンボルタワー 香川

6月1日7時59分配信 産経新聞

 四国の最高層ビルの階段を駆け上がる「サンポート・シンボルタワー・ランアップ」が31日、高松市サンポートで開かれ、67歳までの成人男女24人が階段マラソンに挑んだ。高松港周辺の再開発区域「サンポート高松」のオープン5周年記念で香川県が開いた。

 サンポート高松は、宇高連絡船時代に四国の玄関口だった高松港の一部を埋め立てるなどして整備した高松市の新都心。平成16年5月に超高層オフィスビルの「高松シンボルタワー」などが完成し、オープンした。

 階段マラソンは同ビルを使用し、1階から31階(高さ139・2メートル)までの非常階段792段を駆け上がってタイムを競った。参加者は1人ずつ2分ごとにスタート。普段からジョギングなどをしている人が多く、勢いよく階段を駆け上がり始めた。しかし、多くの人は途中でペースダウン。ゴールで倒れ込んでしまったり、酸素吸入を行う人もいたが、全員が“完走”。最高タイムは5分4秒だった。

 最年長参加者の山下谷治さん(67)=高松市牟礼町=は7分5秒でゴールイン。「ビルの中の階段は疲れる。風景は見えず、応援してくれる人もいないし…。6月は九州で開かれる阿蘇カルデラスーパーマラソンの100キロに出場して完走してきたい」と、意気軒高だった。