福島交通:自転車で飯坂線を活性化 車内に持ち込みOK、サイクルトレイン /福島

8月31日16時1分配信 毎日新聞

 ◇あすから
 「福島交通」(福島市東浜町)は9月1日から、飯坂線(福島-飯坂温泉、9・2キロ)で、自転車を車内に持ち込める「サイクルトレイン」を本格導入する。7月の試行運転が好評だったため、10月予定を前倒しする。県内初の取り組みで、同社は鉄道の活性化策として期待している。
 飯坂線は1924年に開業。ピーク時の75年度(同年10月~翌年9月)には約630万人が利用したが、07年度には約267万人に落ち込んだ。同社は08年4月に会社更生法の適用を申請し、今年5月に手続きが終結。6月から新体制の経営が始まっている。
 試行運転では152台が利用した。利用者へのアンケートでは「便利なので続けてほしい」「街の活性化につながる」など好意的な意見が多数を占めた。
 サイクルトレインは、福島駅発が午前9時半~午後1時50分の11本、飯坂温泉駅発が午前10時55分~午後3時5分の11本。2両編成のうち1両の半分に約10台乗れる専用スペースを設ける。
 全12駅のうち、乗降できるのは▽福島▽曽根田▽岩代清水▽笹谷▽平野▽花水坂▽飯坂温泉の7駅。▽美術館図書館前▽上松川▽医王寺前の3駅は降車のみ。
 泉と桜水の両駅は、長い階段があるため利用できない。通常料金で、3台以上のグループ利用は事前連絡が必要。
 同社鉄道部は「今後は自転車で周遊するためのマップなども作りたい」と話している。問い合わせは同部運輸課(電話024・558・4611)へ。グループ利用の事前連絡は桜水駅(電話024・557・9552)へ。【松本惇】

東北道に幼い兄妹 5歳と3歳、手つないでテクテク 福島

8月27日14時24分配信 河北新報

 26日午後5時35分ごろ、福島県西郷村米の東北自動車道下り線の白河―白河中央スマートインターチェンジ(IC)間で、西郷村の幼稚園男児(5)と妹(3)が手をつないで路肩を歩いているのを、宮城県南三陸町のトラック運転手男性(34)が見つけた。2人は男性に保護され、けがはなかった。

 白河署によると、2人は自宅から約3キロ離れた高速バスの停留所「西郷バスストップ」に専用階段を上って入り込み、そこから東北道を歩いていたとみられる。停留所から北に約2キロ進んだ地点で保護された。
 2人は午後6時半ごろ、心配していた母親に連れられて帰宅した。

鎌倉のマンション建設問題:訴訟 業者の請求棄却--地裁判決 /神奈川

8月27日12時1分配信 毎日新聞

 ◇「鎌倉市の許可違法」
 鎌倉市岡本2のマンション建設計画に対する市の開発許可を2度取り消した県開発審査会の裁決を巡り、綾瀬市の建設会社が県を相手に裁決取り消しを求めた訴訟で、横浜地裁は26日、請求を棄却した。1度目の裁決後に市が出した2度目の開発許可の是非が主な争点で、北沢章功裁判長は「1度目の裁決は(手続き面ではなく)実体的な理由で許可を取り消しており、市は不許可処分をすべきだった。2度目の許可は違法」と指摘した。
 そのうえで、違法な市の許可を取り消した2度目の裁決は適法として、会社側の訴えを退けた。計画を進めるには開発許可を一から取り直す必要がある。
 判決によると、審査会は05年12月の裁決で、建設予定地が道路に面していないことなどから市の許可を取り消した。市は06年4月、開発区域が市道に接するよう業者が計画を「補正」したとして2度目の許可を出したが、周辺住民らの審査請求を受け審査会は07年1月、2度目の裁決で再び許可を取り消した。
 判決は、審査請求について定めた行政不服審査法の規定から、1度目の取り消し裁決後は実体的内容に関する「補正」は認められず、市も裁決に拘束されると指摘。補正を理由に裁決に反して、市が出した2度目の許可を違法と結論付けた。【杉埜水脈】
 ◇県建築指導課の話
 県の主張が認められたものと考えている。
 ◇住民ら「原状復帰を」 市長ら「誤り」を認めず
 訴訟の舞台となったマンション建設予定地は工事が中断されたまま。工事に伴い、周辺住民が使っていた階段状の市道は破壊された状態が続く。市の開発許可を違法と断じた判決を受け、住民らは「早く原状復帰を」と望むが、石渡徳一市長は「誤り」を認めなかった。
 判決後、審査請求で取り消し裁決を得て、訴訟にも県側の参加人として加わった住民の星野芳久さん(73)は「明快な結論で満足している。市の許可が間違いだった。過ちを重ねたマンション計画を終結するべきだ」と話した。安藤久子さん(71)は「もともとあった階段状の市道を、早く原状に戻してほしい」と訴えた。
 しかし、石渡市長は報道陣の取材に対し「原告の動向も注視しながら慎重な対応をする」とコメント。金沢政弘副市長も「今まで、いいと思ってやってきた」と話し、判決の「違法」との指摘に正面から答えなかった。
 会社側の鈴木智也弁護士は「依頼者と相談しなくては話せない。判決を検討してから今後のことを決める」と述べた。【吉野正浩】

遼、思い出修学旅行「ラーメンに感動」

8月25日7時52分配信 サンケイスポーツ

 ツアーとしては初めて、京都が舞台となる男子ゴルフ「パナソニックオープン」は9月24日から京都・城陽CCで開幕する。24日には記者発表会が行われ、史上最大規模で話題となった観客スタンドがさらにグレードアップすることが判明。昨年はホストプロながら予選落ちした石川遼(17)=パナソニック=が4日間、スタンドを満員にする!?

 遼クンは京都の思い出について「鮮明に覚えていますよ」と、中学3年時の修学旅行を語り始めた。京都駅にある大階段を友達と駆け上って汗を流し、「初めてスープを全部飲み干すほど、ものすごくおいしかった」という駅ビル内の店のラーメンに舌鼓。あまりの感動に、そのラーメンのリポートまで書いたなどと、楽しい思い出が詰まっているようだ。

中1女子、飛び降り自殺か=マンションから転落-秋田

8月25日1時54分配信 時事通信

 24日午後6時50分ごろ、秋田市中通のマンション敷地内で、同市内に住む中学1年の女子生徒(12)が倒れているのを付近の住民の男性が発見、男性の家族が110番した。生徒は市内の病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認された。県警秋田中央署は、生徒が飛び降り自殺をした可能性もあるとみて詳しい状況を調べている。
 同署によると、生徒はマンション敷地内で耳などから血を流してうつぶせに倒れていた。マンションの非常用階段の踊り場から転落したとみられるという。 

階段滑り止め 歩道橋階段段鼻視覚性向上と滑り止め

2009年8月21日

四日市市役所様よりのご依頼で、南納屋町の歩道橋の歩道橋階段段鼻視認性向上と滑り止め効果を持たす施工をスリップレイトΣ01で行いました。

  

現場の階段は数年前に滑り止め塗装を施工したのですが、段鼻部分が擦り減ってきたのと一色で塗装されていたので、段鼻部分の視認性が悪く危険だということで採用されました。

NTT東西、高齢者や要介護者向けの緊急通報装置「SL-10号BOX」を販売開始

8月19日18時41分配信 RBB TODAY

 NTT東日本およびNTT西日本は19日、高齢者や要介護者向けの緊急通報装置「SL-10号BOX」を発表した。20日より販売を開始する。

 「SL-10号BOX」は、2003年2月より販売開始された「SL-8号BOX」の後継機。「非常」「相談」ボタンの押下で緊急通報センターなど(事前に設定した希望の電話番号)へ自動通報し、ハンズフリーで通話可能とする。通報先を自治体などの緊急通報センターの「福祉コミュニケーションシステム『SR10-VI』」(センター装置)に設定した場合は、センター装置に通報種別や利用者情報などを表示できる。通報の種類には非常通報・相談通報・停電通報・電池切れ通報・定時通報など。また、本商品をビジネスホンに収容し、通報先を同一システム内の多機能電話機やPHSなどに設定することで、老人ホームや高齢者マンションなどで低コストの簡易ナースコールシステムとして利用することも可能。

 「SL-10号BOX」では、SLシリーズ初となるワイヤレス受信機能が内蔵され、ワイヤレスリモートスイッチの電池切れ通報機能が利用可能となった。またペンダント型の「小電力型ワイヤレスリモートスイッチ5(送信機)」(以下、スイッチ)を最大16台接続可能で、複数人での同時利用や階段・浴室などの施設別に設置し、個別の通報を識別することが可能となった。スイッチの電池切れ検知・通報機能にも対応した。単体価格は41,000円(税抜)。「小電力型ワイヤレスリモートスイッチ5(送信機)」付きで47,800円。NTT東日本では6,500台/年、NTT西日本では6,400台/年の販売を予定している。

全国最古の都道府県庁舎、府庁本館正面玄関で公演を 府が団体を募集 大阪

8月18日7時56分配信 産経新聞

 大正時代に建設され、音響効果が優れているとされる府庁本館(大阪市中央区)を音楽やダンスなど舞台芸術に利用してもらおうと、府は10月から来年3月まで、平日の昼休みや休日の日中、本館正面玄関を提供する。31日まで公演団体を募集、書類審査で決定する。

 厳しい財政事情を反映して予算はゼロだが、優れたアーティストがここから出ることを期待して「ひょうたんから独楽(こま)劇場」と命名した。

 正面玄関のフロアは3階まで吹き抜けで、大理石が敷き詰められるなど豪華な空間。だれでも立ち寄って公演を鑑賞できるのが特徴で、レトロ庁舎でムードたっぷりのパフォーマンスが楽しめそうだ。

 府庁本館は大正15年完成で、全国の都道府県庁舎では最古とされる。地下1階地上6階、3階までの吹き抜けの正面玄関のフロアは12本の大きな柱が設置され、イタリア産の大理石を使用した階段もあり、音響効果が優れているとされているが、これまでほとんど芸術活動には利用されてこなかった。

 公演時間は開庁日は午後0時15分から1時、閉庁日は午前10時から午後4時までで1時間ずつ2回の公演活動が可能。10月から公演を始め、1カ月に1回程度としているが、応募数によっては月に複数回の公演も認める。

 すでに大阪センチュリー交響楽団など3団体が先行公演を開始。府文化課では「近くの職場の人や大阪城を訪れた府民が来てくれるはず」と期待している。

 公募するのは、府内で演劇、伝統芸能、合唱、楽器演奏、ダンスなどの舞台芸術活動を行っている団体で、政治、宗教、営利活動に結びつく行為でないことなどが条件となっている。

 府のホームページから応募用紙をダウンロードし、郵送か持参で府文化課に申し込む。問い合わせは同課((電)06・6944・9140)。

’09衆院選:ルポ・地域の課題を追う 大型店進出に不安 /東京

8月8日11時0分配信 毎日新聞

 ◇高齢者に不可欠な商店街
 敷地に入ると、方向感覚を失った。計3216戸。等間隔で並んでいるアパート棟がどれも同じ建物に見える。7月、東久留米市の滝山団地を訪ねた。
 返り梅雨を思わせる曇り空の下、団地住民の浜野としこさん(80)は、自宅から約200メートル離れた商店街「滝山中央名店会」に向かって歩いていた。
 5年ほど前、血管を広げる心臓手術をした。歩くと胸に息苦しさを感じる。重いものは持つなと医者に注意されているが、1日1回の買い物は欠かせない。この日は生鮮食品店2店をはしご。両手に買い物袋を下げ帰途に就いた。自宅は3階。手すりにすがって33段の階段を何とか上りきった。「大型店なんてできても行けませんよ。商店街が無くなったら、飢え死にする」
 団地自治会のアンケートでは、08年現在、世帯主の63%が65歳以上の高齢者。商店街の存続は、買い物もままならないお年寄りの死活問題でもある。
 東久留米では高度経済成長期、団地の建設が相次ぎ、セットで商店街が形成された。店々に行列ができた時代もあったが、住民の高齢化とともに、かつてのにぎわいは消えた。
 追い打ちを掛けるように持ち上がったのが、イオンショッピングセンターの誘致構想だった。野崎重弥市長は既存商店への悪影響を認めながらも、出店計画を後押しする。「税収を支えてきた住民が一斉にリタイアしている。税収構造の改善をやる時がきた」。06年度、市の市民税収は約156億円。ピーク時の93年度より1割減った。労働人口の減少が要因の一つという。
 「出店に反対いたします」。06年5月、市内で開かれた商店街活性化対策の会議。商店街への補助金制度を説明するこの場で、市側はイオン出店をさらりと切り出した。滝山中央名店会の小島洋八郎理事長は、すかさず声を上げた。
 年中無休、安売り、24時間営業--。大型店やチェーン店の攻勢に、小島理事長は先が見えない不安を感じている。「このままでは、みんなやられてしまう」。イオン出店は脅威だ。しかし、反対するほか打開策が見いだせない。
 ある地元商工会幹部は、衆院立候補予定者の集会に参加し、こう嘆いた。「補助金が欲しいんじゃない。小さな商店が、これからの時代を生き抜くすべを政治は示してほしいんです」【山本将克】
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 ■ことば
 ◇東久留米市のイオンショッピングセンター計画
 滝山団地から東に約2キロの銀行グラウンド跡地(東久留米市南沢5)に、地上4階建ての大型商業施設を呼び込む計画。開店予定は11年春で、市は3億円の税収増を見込んでいる。中心市街地の空洞化を食い止めるため、都市計画法では大型店の出店を「商業地域」などの3地域に限定している。今回の予定地は出店の規制対象となる地域だが、市は同法に基づく「地区計画」を策定し、商業施設の建設を可能にする措置を取る方針だ。
〔都内版〕

【フォーカス】悲劇なぜ 山形・仙人沢転落死検証

8月5日7時56分配信 産経新聞

 ■難度高い登山道/県、6歳児想定外/子供守る決め事必要

 楽しいはずの子供会のハイキングが一瞬にして悲劇に変わった。山形県上山市蔵王の仙人沢で7月12日、保育園児の前田大輝君=当時(6)=と、引率者で子供会会長の木村芳弘さん=同(54)=が転落死した事故。現場の登山道は関係者が「子供には勧められない」と口をそろえる難易度の高いコースだった。全国的にも雪山での遭難死亡事故が相次ぐ今夏。同じ登山道を歩き、夏山に潜む危険を改めて検証した。(伊藤真呂武、吉原知也)

 事故から1週間後の7月19日。登山道入り口に車を止め、ウオーキングシューズにショルダーバッグを背負い、傘を手に出発した。事故当日は小雨模様だったというが、この日は横なぐりの雨が降り、強い風が吹く最悪の気象条件だった。

 現場までは大人の足で約20分。草木が生い茂り、ジグザグに下る山道が続いた。一人分がやっとの道幅で、雨で足場がぬかるむ。バランスを取るのに苦労し、途中、足を滑らせ尻もちをついてしまった。

 《この先急傾斜 転落注意! 山形県》

 谷間に掛けられた仙人橋を渡り終えると、すぐに看板が目に飛び込んできた。汚れがなく、事故後に設置されたことがわかる。ここが大輝君と木村さんが転落した現場なのだろう。花束がひそやかに手向けられていた。さく越しに下をのぞき込むと、想像以上の高さに足がすくんだ。

 大輝君が足を滑らせたとみられる階段は明らかに急傾斜だった。大きな石を敷き詰め、歩きやすいよう工夫されていたが、足をしっかり上げないと足場を確保できないほど段差があり、一気に疲労がたまった。

 「子供には難しい。かなりの恐怖感を覚える子もいるだろう」。これが率直な感想だった。

                   ◇

 上山署などによると、子供会一行は午前10時10分ごろに登山道入り口をスタートし、保護者の間に子供を挟むように歩いていたという。ただ、グループごとにペースがかなり異なり、徐々にばらけた状態になったようだ。

 仙人橋を渡ったところで、続く登山道が子供にはきつい傾斜だと気付いたが、先行していた大輝君を含む子供数人がすでに上り始めていた。保護者らが「危ないよ」と声を掛けて引き返させたが、大輝君が戻る途中に足を踏み外してしまったという。

 「仙人橋には初めて行った。どのような場所なのか、まったく把握していなかった。足はぬかるんでいて、滑ったことは確か。危険な場所であれば初めから行かなかった」

 ハイキングに子供を連れて参加した女性はこう打ち明けた。現場に危険を知らせるような看板などはなかったという。

 別の参加者の家族は「仙人橋に着いたところで、怖がって渡らなかった子供もいた」。現場近くのペンション経営の男性は「橋までは子供も行くが、その先は通常引き返す。あそこはハイキングコースではなく、登山道」と強調した。

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 仙人沢に行くことを提案したのは木村さんだというが、事前の情報収集や準備は十分だったのか。今回の登山道には、橋に向かわず、途中から迂回(うかい)する遊歩道が設置されているという。

 「現場は中級者以上向けの険しい登山道で、県警などが冬の遭難訓練などを実施するような場所。6歳児が登ることは想定していなかった」

 こう説明するのは、県自然課の担当者。事故を受けて、県内のおもな登山ルートを再点検し、観光パンフレットなどに危険個所の情報を盛り込んでもらうよう要請していくという。

 東北山岳ガイド協会の近藤明事務局長は「引率者はまず、登山道と遊歩道の違いを認識していなければいけない。登山道は自分の身を自分で守れる人が入る道。今年のように雨が多いと、思わぬところで滑って事故につながる」と指摘し、子供連れの場合の注意点をこう呼びかけた。

 「子供だけが前に行ってしまい、大人が後から付いていくケースはたびたび見られる。一番弱い子供を誰が守るのか。父母は安全管理のプロではないのだから、手を離さないなどの一定の決まりごとが必要だ」

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 ■仙人沢の転落事故 7月12日午前10時半ごろ、山形県上山市蔵王の仙人沢でハイキングをしていた同市北町子供会のメンバーで、幼稚園児の前田大輝君が足を踏み外して約50メートル下の谷間に落下し、死亡。大輝君を救助するため、斜面を下りようとした子供会会長の木村芳弘さんも滑落死した。上山署によると、ハイキングには保育園児や小中学生17人と保護者ら12人の計29人が参加。大輝君は母と姉と一緒だった。転落した場所には転落防止用のさくやロープはなかったという。