8月19日18時41分配信 RBB TODAY
NTT東日本およびNTT西日本は19日、高齢者や要介護者向けの緊急通報装置「SL-10号BOX」を発表した。20日より販売を開始する。
「SL-10号BOX」は、2003年2月より販売開始された「SL-8号BOX」の後継機。「非常」「相談」ボタンの押下で緊急通報センターなど(事前に設定した希望の電話番号)へ自動通報し、ハンズフリーで通話可能とする。通報先を自治体などの緊急通報センターの「福祉コミュニケーションシステム『SR10-VI』」(センター装置)に設定した場合は、センター装置に通報種別や利用者情報などを表示できる。通報の種類には非常通報・相談通報・停電通報・電池切れ通報・定時通報など。また、本商品をビジネスホンに収容し、通報先を同一システム内の多機能電話機やPHSなどに設定することで、老人ホームや高齢者マンションなどで低コストの簡易ナースコールシステムとして利用することも可能。
「SL-10号BOX」では、SLシリーズ初となるワイヤレス受信機能が内蔵され、ワイヤレスリモートスイッチの電池切れ通報機能が利用可能となった。またペンダント型の「小電力型ワイヤレスリモートスイッチ5(送信機)」(以下、スイッチ)を最大16台接続可能で、複数人での同時利用や階段・浴室などの施設別に設置し、個別の通報を識別することが可能となった。スイッチの電池切れ検知・通報機能にも対応した。単体価格は41,000円(税抜)。「小電力型ワイヤレスリモートスイッチ5(送信機)」付きで47,800円。NTT東日本では6,500台/年、NTT西日本では6,400台/年の販売を予定している。