大和ハウス、ロボットスーツのリース開始 介護、福祉施設向け

10月9日21時41分配信 産経新聞

 大和ハウス工業は10日から、同社が出資するベンチャー企業、サイバーダイン(茨城県つくば市)が製造するロボットスーツ「HAL」を介護施設、福祉施設向けにリースする事業を開始する。初年度は首都圏、関西圏で年間500台の利用を目指す。

 ロボットスーツは、人が体を動かそうとする際に、脳から筋肉に伝わる信号を感知する機能を持っている。人の意思に反応してモーターが動いて自在にスーツを動かせるため、足腰の衰えた高齢者でもスムーズに歩いたり、階段を昇降したりできるようになるという。

 スーツは単脚型(重さ約6キロ)と両脚型(同約10キロ)があり、1回の充電で1時間利用できる。リース料金は、月当たり単脚タイプで15万円、両脚タイプで22万円。リース期間は5年間。申し込みから出荷まで約2カ月かかるという。

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