芳雄橋:29日開通 橋脚減り外観も一新 渡り初め催し多彩に--飯塚 /福岡

11月27日17時1分配信 毎日新聞

 飯塚市中心部の遠賀川で架け替え工事中だった芳雄橋が29日に開通する。1928年に最初の橋が架けられてから80年を経て、総工費約40億円をかけて白い石橋風のデザインに一新される。午前9時50分から渡り初め式があり、一般の通行は午後4時からになる。
 03年7月の水害を受けた河川改修工事の一つで、国土交通省遠賀川河川事務所が工事を進めていた。水害時に川の流れをせき止めた反省から、橋脚を旧橋の22基から5基に減らしたのが特徴。
 全長217・5メートル、幅18メートル、高さ15メートル。欄干は御影(みかげ)石で、橋脚は表面に自然石を積んで石橋風にした。橋の中央には遠賀川と穂波川にはさまれた中の島に下りられるように両側に階段を設置した。
 渡り初め式は飯塚商工会議所などで作る実行委主催。22~95歳の5家族による「親子三代渡り初め」の後、飯塚高校マーチングバンドなどが開通を祝う。最後は一般市民も参加して橋の中央部で炭坑節を踊る。
 式終了後、橋はいったん通行止めになり、午後4時に開通する。【井上元宏】
〔筑豊版〕

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