思い出の遊び場を地域交流拠点に 南丹・知井老人ク連会員ら整備

12月4日12時19分配信 京都新聞

 京都府南丹市美山町の知井老人クラブ連絡協議会が、地元の旧八ケ峰中跡地運動場(同町中)や、学校裏山のハイキング道の整備に取り組んでいる。子どものころに遊んだ思い出の場所を、もう一度地域の交流拠点に-との願いがこもる。
 同中は1992年に旧北星中と統合し、美山中(同町静原)になった。既に校舎はなく、体育館を隣接の知井小が使っている。荒れ地のようになっていた運動場や、裏山の道を、地域のお年寄りが中心になって今春から整備し始めた。
 費用は府地域力再生プロジェクトの補助金も利用。運動場から裏山の中腹まで歩いて10分ほどの山道は、部分的に滑りやすくなっていたため、このほど約30人が参加し、樹脂製の板を打ち込み階段状にして歩きやすくした。同時に、老朽化した山腹の休憩小屋を修理した。
 今後、子どもたちの自然観察向けに野鳥の巣箱を取り付けたり、グラウンドゴルフ大会を開けるよう運動場を整地する。天候が良ければ年内にも整備の大半を終える予定。

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