12月25日7時7分配信 西日本新聞
福岡市博多区の精華女子短大の学生が同市・天神で、視覚障害者が街を歩くときに必要な生活支援の実習をした。
介護を学ぶ授業の一環で学生30人が、2人1組になって実施。アイマスクを着けた学生を、別の1人が手を引くなどして誘導し、地下鉄の乗降車、飲食店での買い物などを体験した。
学生たちは、階段を上る際に声をかける一方、相手役は手すりをつかんでゆっくりと上るなど慣れない様子。アイマスクを着けて行動した福田真紀子さん(20)は「普段何げなく通っている道でも、見えないと、とても不安に感じました」と振り返った。
角真由美講師(49)は、「人間は情報の約9割を視覚から得ます。目が見えない方が困っているときには、声をかけることが大切です」と話した。