安蘭けい、武田真治がスペシャルライブを開催

6月2日から天王洲 銀河劇場にて上演される「安蘭けい 箱舟 2010」。本公演を前に、安蘭けい、武田真治によるライブイベントが15日、表参道ヒルズの大階段にて行われた。

 当日は、安蘭の歌、武田のサックスによる「Maybe This Time」(ミュージカル「キャバレー」より)、武田のサックスによるオリジナルソロ曲、そして最後に、安蘭の歌、武田のサックスによる「最後のダンス」(ミュージカル「エリザベート」より)が披露された。吹き抜けとなっている表参道ヒルズ大階段を囲む、全フロアの通路が人で埋め尽くされ、約1000人もの観客がスペシャルライブに酔いしれた。

 宝塚星組男役トップスターとして、類まれなる歌唱力と実力で絶大な人気を誇り、惜しまれつつ2009年4月に退団した安蘭けい。退団から1年たった彼女が、宝塚時代の盟友と言ってもいい気鋭の演出家・荻田浩一と組み、新たなショーである「安蘭けい 箱舟 2010」に挑む。今回は、武田真治出演の【SIDE S】と浦井健治出演の【SIDE K】の2バージョンが上演される。歌い、舞い、そして演じる、新しい安蘭けいに遭遇できることだろう。

 イベント後の会見では、「初めてこういうイベントを実施したのですが、あっという間だった。もっとやりたい!」(安蘭)、「安蘭さんは、朝のリハーサルの時よりも本番は3倍のパワーが出ていた。こんな広い空間への支配力がすごい!」(武田)と、まずライブ直後の感想を語った。お互いについての印象を聞かれると、「(武田さんに対しては)ストイックな印象を持っていたのですが、そのまんまでした」(安蘭)、「安蘭さんは僕にとってスター、輝く人。こんなに恐縮しながらの仕事はなかなかない。いろいろ教わりたいです。男より男らしくて、頼りがいを感じてしまい、ついていこうと思いました(笑)」とのこと。安蘭のMCの際の男らしさについて武田から指摘が入ると「どうしてもそうなっちゃう(笑)」(安蘭)との発言も。「今回すばらしいゲストの方たちが参加してくださるので、ひとりでは出来ないことが実現できると思う。ぜひいろんな人に観てもらいたいです。宝塚時代の曲もちょっとありますのでお楽しみに」(安蘭)としめくくった。

 公演は6月2日(水)から15日(火)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。その後、6月17日(木)から19日(土)まで兵庫県立芸術文化センターでも上演。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA