毎日中国経済 10月9日(火)1時6分配信
【新華網】 7日、北京王府井春熙路に架かる歩道橋の階段で、ピクリとも動かない中年男性が横たわっている。一部始終を見ていた張さん(仮名)は「殴られないように死んだふりをしている泥棒だ」と憤慨している。王府井でショッピングをしていた張さんは、7日の午後2時ごろ、「中年男性がレディースファッションを扱っている店舗の前でジーパンを黒いブリーフケースに詰め、店から離れていくところを店員に発見された。店員が追いかけていたところ、段階の上から転げ落ちた」と目撃情報を語った。
階段から転げ落ちた落ちた男性はピクリとも動かず、店員も動揺している。張さんは「私は警備員と共に現場に駆けつけた。この男性は逃げるつもりだったが、雨で滑り易いために転んでしまった」という。この泥棒のそばに立っていた店員もお手上げになってしまった。
警備部の劉主管は「この男は常習犯だ」という。2006年ごろから幾度となくデパートの商品を盗んでいるという。数分間後に警察官が駆けつけると、この男性がついに立ち上がった。警察官の話では、「たいした怪我ではない」とのことだ。(人民網)
(翻訳 王秋/編集翻訳 坂下かおる)