北陸新幹線が金沢まで伸びるのを6年後に控え、JR長野駅善光寺口のあり方を話し合う委員会が開かれました。
1996年に策定された都市計画では、長野駅の自由通路から三方向に歩行者用の空中通路=ペデストリアンデッキを建設することになっていました。
しかし実際にはペデストリアンデッキは建設されず、駅を降りた人は横断歩道を渡ってそれぞれの目的地に向かいます。
このほかにも駅前広場と駅を結ぶ自由通路に下りのエスカレーターがないことや、長野電鉄の地下駅に向かうには階段しかないなど善光寺口には様々な意見があります。
長野市では学識経験者や市民、公共交通機関の関係者などで作る検討委員会を立ち上げ、善光寺口のあり方について協議を始めています。
委員からは既に公園の整備や、送迎車やバスの停車スペース拡大を求める声も挙がっています。
新幹線が金沢まで延びると長野も通過駅となり、観光客誘致への努力がこれまで以上に求められます。
金沢まで開通するのは6年後。
県都長野の玄関口の顔として魅力ある環境整備が求められています。
[4日20時15分更新]