あるかぽーと開発:下関市が大和リース案、環境共生型を選定 /山口

11月11日17時1分配信 毎日新聞

 ◇ホテルやシネコン
 関門海峡沿いの埋め立て地を複合商業施設などとして開発する「あるかぽーと」計画で、下関市は10日、最終候補3案のうち、大和リース(大阪市)福岡支店が提案した環境共生タイプ「海峡パノラマステージ」案を選定すると発表した。19階建てのシティホテルやシネマ・コンプレックス(シネコン)などを計画している。
 事業案の選定は、学識経験者などによる選定審査委員会(委員長=坂本紘二・下関市立大学長)が行った。それぞれの案を、宿泊施設▽複合商業施設▽景観との調和――など9項目で採点した結果、大和リース案がトップ、明豊エンタープライズ(東京都)案が次点になった。
 大和リース案は市街側からの眺望に配慮し、高さ67・6メートルの19階建てホテルを計画地の東端に配置。商業棟は地上2階、地下1階の低層構造で、屋上の大半を芝生広場として整備する。円形広場や海べりの大階段「シーサイドステップ」なども設け、自由に散策できる公開空間をふんだんに確保した点が選定委の評価を受けた。
 商業棟にはシネコンや書店、アミューズメント施設などが入居するという。
 市は今後、大和リースとの開発協定締結へ向け交渉に入る。【取違剛】
〔下関版〕

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