11月19日23時0分配信 カナロコ
今年七月、JR平塚駅で通行人七人が切りつけられた通り魔事件で、横浜地検小田原支部は十九日、傷害と暴行の罪で、茅ケ崎市浜竹三丁目、無職の女(34)を起訴した。
同被告は犯行直後に傷害の現行犯で逮捕されたが、病院に通院していたことなどから、八月中旬から精神鑑定を行っていた。約三カ月間の鑑定の結果や同被告の供述などから、同支部は責任能力を問えると判断した。
調べに対し、「いらいらしていてだれかを傷付けたい気持ちになった」などと動機を供述しているという。
起訴状などによると、同被告は七月二十八日午後七時半ごろ、平塚市宝町のJR平塚駅東口改札出口付近コンコースや北川階段で、持っていた折り畳み式ナイフ(刃渡り約四センチ)で通行人七人に次々と切りつけ、男性四人に十日間から二週間のけがを負わせるなどした。