12月23日19時11分配信 サイクルスタイル・ドットネット
シクロクロスのワールドカップ第6戦は12月21日、フランスのノメイで開催され、オランダ在住の二児のママ荻島美香(37)が28位でゴールした。
以下は同選手のレポート。
ワールドカップ第6戦ノメイは、時折降る雨をしっかりと含んで重い粘土系の泥で芝生が絡むという、やっかいなパワー勝負のコースとなった。
スタートにはかなり神経をとがらせた。それは、長い250mほどのアスファルトの左折後が、長い階段になっていること、その上滑りやすい下りへと続いていて、鋭い左折をしなければならなかったからだ。
私は外側を選択し、階段へ入った。自転車が他と絡まないよう注意を払い、列に加わるが、抜く態勢には入れなかった。そのために、自転車を乗れるところを歩かなければならない。そして、ギヤの選択ミスで泥にはまり、順位を落とした。
スタートでの混乱が収まり、自分のテンポを見つけだしてからは、一人、また一人と抜かして突き進むが、そばにいたフランス人とデッドヒートを強いられた。ここはフランスで、彼女への応援が無性に気になった。離したいが、彼女への声援が私から離れなくて焦った。
泥の上りで私が足を滑らして止まっている間に追いつかれてしまって冷静を欠き、泥のラインをはずしてミスをし、彼女にゴールを譲ってしまう形となってしまい、28位でゴールした。
次のターゲットは世界選手権。調子は上がってきているので、最高のパフォーマンスができるよう頑張ります。