伊勢神宮に66万7000人 三が日、各所にぎわう

1月4日11時47分配信 中日新聞

 正月三が日の県内はまずまずの天候となり、神社や行楽地は多くの人でにぎわった。
 伊勢市の伊勢神宮(内宮、外宮)は三が日の参拝者数が約66万7000人(3日午後5時現在)で、昨年に比べ約7万4000人の大幅増。当初見込んだ3日間の61万人を大幅に上回った。
 2月2日以降に始まる架け替えを控え、現在の内宮宇治橋で参拝できる最後の正月。それだけに仮橋で神域を後にする途中で立ち止まり、20年間の役目を終える宇治橋を背景に記念撮影する人もいた。
 正宮に続く階段には厚着をした初詣で客が押し寄せ、参拝の順番が来るのをじっと待っていた。
 伊勢市の二見興玉神社は三が日で昨年より約2万2000人減の約15万1000人が参拝。鳥羽市の鳥羽水族館の来館者数は約1万3000人で昨年より約1000人減ったという。
 志摩市の志摩スペイン村はエド・はるみさんら吉本興業の人気お笑いタレントを迎えた「カウントダウン・フィエスタ」を大みそかに開催。4日間で約4万3000人が訪れ、昨年より約2000人増えた。
 津市藤方の結城神社には三が日で5万4000人が参拝。例年の3万-5万人よりにぎわった。家族連れらが訪れ、拝殿で手を合わせた。境内には屋台が並び、参拝者はおみくじを引いたり、お守りを買い求めたりした。宮崎吉章宮司は「景気が悪いので参拝者は減るのではと思ったが、予想よりもたくさん来てくれた」と話した。
 桑名市のナガシマリゾートには、遊園地や温泉施設、なばなの里のイルミネーションなどに、昨年より5000人多い約10万人が訪れた。特に、ふわふわアトラクションが大集合した遊園地の正月イベント(5日まで)が大人気。担当者は「天気に恵まれたのが第一。“安近短”の傾向もあるのでは」と分析している。
 伊賀市西湯舟の伊賀の里モクモク手づくりファームには2、3両日で例年並みの3200人が訪れた。丑(うし)年にちなみ、モクモクのジャージー牛が登場する多彩なイベントがあり、乳搾り体験や牛乳を使ったアイスクリーム作り、牛がふんをする場所を予想する「ぷりぷりビンゴ」などが人気を集めた。

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