1月18日14時0分配信 カナロコ
大地震などの際に避難所となる小学校への避難方法を確かめる訓練が十八日、横浜市戸塚区の市立深谷台小学校で行われた。学区の大半を占める大規模団地、ドリームハイツなどから五百三十人余りが参加、「いざ」への備えを再確認した。
地元自治会やPTAなどでつくる地域防災拠点運営委員会(市橋一泰委員長)が約十年ぶりに企画した。
同ハイツは住民の高齢化と単身化が進み、災害時の安否確認や避難が大きな課題。このため県ドリームハイツ自治会は訓練で、居住者の安否確認を各棟の「階段」ごとにきめ細かく実施。その状況を棟ごとに集約し、集会所に開設した災害対策本部に集合してから避難所となる小学校へ歩いた。
ほかの自治会も、公園や広場など身近な一時避難場所の担当者とトランシーバーで交信したり、負傷者の搬送を想定しリヤカーを活用したりして、”本番”に向けて工夫を凝らした。
市橋委員長は、参集した住民に対し「自分自身の安全確保や近所との声掛けなど、万が一に備えておいてほしい。そうすることで、助け合いの雰囲気をさらに高めたい」と呼び掛けた。