2月21日8時4分配信 産経新聞
連続立体交差事業が進む調布市の京王線調布駅で、橋上仮駅舎の南北に今秋、エスカレーターが1基ずつ設置される。市は事業費約2億円を21年度予算案に計上したが、連続立体交差事業が完成する24年度には撤去される。長友貴樹市長が20日、明らかにした。
橋上仮駅舎は都、市、京王電鉄の事業で昨年9月14日にオープン。南北自由通路の南北に階段、エレベーターが設置された。エレベーターは障害者らだけでなく健常者も使用し、エスカレーター設置を求める声が市に寄せられていた。
エスカレーターの使用は約3年間。設置は同市が決断し、事業費全額を予算に盛り込むとともに、都、京王電鉄との役割分担について「調整中」(同市)としている。
長友市長は「障害者、高齢者の利便性を確保するため、総合的に判断して設置を決定した」としている。