横浜駅大改造へ意見交換

6月15日23時0分配信 カナロコ

 横浜駅周辺の大規模なまちづくりを目指す「横浜駅周辺大改造計画」について考えるシンポジウムが14日、横浜駅東口の新都市ホールで開かれた。横浜市が主催し、神奈川新聞社などが後援。市民や学生ら約560人が参加した。

 前半は、同計画づくり委員会委員長の小林重敬東京都市大教授がコーディネーターとなってパネルディスカッション。

 「横浜駅からみなとみらい21地区へと続く都心軸として、まちづくりを考えてもらいたい」(松谷春敏国土交通省大臣官房技術審議官)、「(体力などが)一番弱い者を基準にして使いやすい駅にしてほしい。各鉄道の行き先の光景を横浜駅の階段に描くと癒やしの空間になる」(作家・山崎洋子さん)、「横浜駅はこれまで地下1階レベルの整備をしてきたが、これからはデッキ階を整備して回遊性や防災性を持たせることが必要」(林康雄JR東日本常務)など、多様な意見が出された。

 後半は市内の大学が参加した「大学生トークセッション」。横浜国立大、関東学院大、横浜商科大、フェリス女学院大、神奈川大の学生が、バリアフリーや効率的な空間利用などの観点から意見を発表していた。

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