7月10日7時51分配信 読売新聞
福岡県飯塚市の近畿大付属福岡高(小川明彦校長、836人)で、2年生の男子生徒が担任の男性教諭(30歳代)に足払いされ、足の指を折る重傷を負っていたことがわかった。学校側は生徒と保護者に謝罪。教諭を1週間の停職処分にした。
学校によると、始業前に玄関前で登校する生徒に各クラスの代表が朝のあいさつをする活動を展開。生徒は当番だった5月27日に遅刻した。教諭は指導のため、校舎2階の階段の踊り場に連れ出した。しかし、生徒に反省の態度が見られなかったため立腹。生徒の肩をつかんで足払いし、転倒させた。
生徒はその後、授業を受けたが、足に痛みを感じたため、翌28日に医療機関で受診。全治1か月の骨折と診断された。学校側は29日、生徒と保護者に謝罪し、教諭を6月2日から1週間の停職とした。
教諭は「衝動的にやってしまった」と話し、反省しているという。小川校長は「日頃から体罰禁止を指導していた。痛恨の極みだ。指導を徹底し再発防止に努める」と話している。