右京・有栖川、親水区間が川開き  住民ら考案、階段や飛び石

9月6日11時29分配信 京都新聞

 京都市右京区梅津東構口町の有栖川で、川へ降りられる階段や飛び石などを設けた親水区間が完成し、5日、川開きが行われた。
 有栖川では市が1996年から川底を掘り下げ護岸を造る改修工事を行っている。同町の構口公園と隣接する約70メートルの区間は、親水性を高めた川にしようと、2001年から地元住民が主体となり、市や立命館大の乾享教授ゼミと協力してデザインを考えてきた。
 親水区間は、公園から約6メートル低い川までの階段や向こう岸に渡れる飛び石が設けられ、地元の子どもたちが作ったレリーフが護岸に埋め込まれている。
 川開きでは、網やバケツを持った子どもたちがひざの深さまでの川に入り、小魚や水生昆虫を捕まえて歓声を上げた。梅津北小4年の栗田眞由さん(9)は「初めて有栖川に入った。気持ちよくて楽しいので、また遊びに来たい」と話していた。

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