棄権者続出!重慶「天下一の階段」でオートバイ競争開催

体育会系の部活やプロ野球のキャンプなどで、神社の参道などの長い階段を昇降して足腰を鍛える「地獄の階段昇り」という過酷なトレーニングをたまに目にしますが、重慶市雲陽県ではオートバイによる階段昇りレースが開催され、注目を集めました。

 「第1回重慶・雲陽バイク階段登り競争」が26日、重慶市雲陽県で開催されました。会場となったのは雲陽県にある「天下一の階段」と呼ばれている「登雲梯」で、全長800メートル、階段数824段というスケールを誇る、まさに今回の競争にうってつけの場所がえらばれました。ちなみに、長い階段で有名な香川県の金刀比羅宮の参道は、本宮までが785段とのことです。「チャレンジ人生、限界を越えろ」のスローガンで行われた大会には、国内各地からバイク自慢52名が集い、国産車クラスと輸入車クラスに分かれて優勝を争いました。大雨の降る悪天候にもかかわらず多くのギャラリーが階段の両脇を固める中でトライアルが行われ、参加した53名中タイヤ破裂などで14名が棄権するという波乱含みの展開になりましたが、国産車クラスは王選手が1分34秒75で、輸入車クラスは朱選手が1分43秒09でそれぞれ栄えある第1回大会の栄冠を手にしました。

 中国国内でこのようなバイクによる階段昇りレースが行われるのは今回が初めてとのことだそうです。今後国内外に広く知れ渡るような事があれば、世界各国から腕自慢が集まっての国際大会が開かれるかもしれません。ただ、現時点では第2回が行われるかどうかは全く未定のようです。(編集担当:柳川俊之)

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