ふた2万個集め「ハイジ」…兵庫県立大付属高

途上国支援 文化祭で訴え…業者に売却 ワクチン代に

兵庫県上郡町光都の県立大付属高(熊谷哲校長、479人)の生徒たちがペットボトルのふた約2万個を使い、アニメ「アルプスの少女ハイジ」を表現した「エコキャップアート」を作り、14日に始まった同高の文化祭で披露した。ふたの売却益で発展途上国の子どもたちにワクチンを送る「エコキャップ運動」の一環。生徒たちは「世界の子どもを救える楽しいリサイクルがあることをPRしたい」と話している。展示は15日まで。

 作品(縦3・2メートル、横4・5メートル)は校内の階段をキャンバスに見立て、自然を象徴するハイジが森で笑っている図柄。赤や白、緑など色違いのふたを両面テープで段差部分(高さ15センチ)に張り付けており、見る角度によってハイジの身長が伸び縮みするほか、光の加減で色調も変わる。ゴールデンウイーク明けから全生徒が色の分別や張り付けなどの作業にかかわり、10日かけて仕上げたという。

 昨年秋、生徒会(15人)が楽しみながらエコキャップ運動を進めようと発案。生徒1人から5個ずつ計2000個程度を集める予定だったが、今年4月にふたの回収を呼び掛けたところ、付属中の生徒約120人も加わり、1か月足らずで予定の10倍に当たる約2万個が集まったという。

 作品は解体後、リサイクル業者に売却され、約10人分のワクチンとなって発展途上国に送られるという。生徒会長の福岡玲央(れお)さん(17)は「多くの人がリサイクルやごみの減量を考えるきっかけになれば。来年以降もこの運動が続いてほしい」と期待していた。

(2010年5月15日 読売新聞)

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