25日午前6時40分ごろ、綾瀬市深谷上8丁目にある段ボール搬送会社の社長(68)=東京都葛飾区=から、「金庫が盗まれた」と110番通報があった。大和署によると、同社の事務所にあった金庫には現金約600万円が入っており、窃盗事件とみて捜査している。
同署によると、金庫は縦横が50センチで、高さ75センチ、重さは約70キロ。入っていた現金は、この日に社員に支払う予定の給与などだったという。
同社の事務所は、別の商社=同中央区=の段ボール工場の2階にあり、24日午後6時半ごろに最後に退社した社員が施錠していた。だが、事務所と隣接する更衣室は無施錠で、事務所との間の壁が破られていたことから、同署は犯人がここから侵入したとみている。
工場北側の2階には外階段が付いた非常口があり、内側から鍵が開けられていた。また、工場の周りのフェンスがこの外階段付近だけ大きくへこんでいたことから、犯人は2階にある非常口から出て、金庫を投げ落とし、逃走した可能性があるという。