波形手すり 関西の駅にも 佐世保の企業製品、京阪が採用

10月29日7時7分配信 西日本新聞

 長崎県佐世保市のベンチャー企業「クネット・ジャパン」(中村聡社長)が製造販売する波形手すり「クネット」が、19日に開業した大阪市の京阪電気鉄道中之島線(約3キロ)の新設された全4地下駅で採用された。同社は「これを機に全国の駅に広めていきたい」と意気込んでいる。

 同社によると、波形をしたクネットは従来の直線的な手すりに比べ、握りやすく滑りにくい設計で、手やひざへの負担も軽いのが特徴。2002年に日本産業デザイン振興会の「グッドデザイン賞」を受賞した。

 今回採用されたのは、京阪電鉄中之島線のうち既設の天満橋駅を除く中之島、渡辺橋、大江橋、なにわ橋の4駅。地下駅構内に続く階段の手すりとして、同社の納入規模では最長の計1542メートルが設置された。

 クネットは福岡市の天神地下街やグラバー園(長崎市)など全国の商業、観光施設に設置。駅・空港では西鉄福岡(天神)駅や長崎空港などで採用されている。

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