荒川の2人死亡火災、煙やガスが階段吹き抜ける?

東京都荒川区の毛糸店の店舗兼住宅が焼けて女性2人が死亡、女性2人が重体になった火事で、4人のうち3人が2階階段横の居間付近で倒れていたことがわかった。

 火元のストーブは1階階段脇の和室付近にあり、警視庁荒川署は、階段が煙突のような役割となり、煙や有毒ガスが短時間で上階に達したとみている。

 同署幹部によると、亡くなったのは、経営者の岩下順英さん(81)の妻美恵子さん(76)と岩下さんの孫で同区立峡田小5年登美(なるみ)さん(11)。美恵子さんは1階で亡くなったが、登美さんは階段を上がってすぐの2階居間で倒れていた。同じ場所には岩下さんの長男善亮さん(44)の妻、公江さん(43)と公江さんの次女で同区立中3年の勝美さん(15)も倒れており、重体となった。岩下さんは同署に「ストーブに灯油をつぎ足そうとしたら漏れた。油をふき取って火をつけたら、ストーブ全体が燃え上がった」と説明していた。

(2009年12月25日15時31分 読売新聞)

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