11月22日10時55分配信 琉球新報
【東京】10月25日に京都で開かれた「2009年ミス・ワールド」大会で日本代表に選ばれた県出身の佐々木えるざさん(本名エルザさん)=日本女子体育大学2年(20)=が21日、県東京事務所を訪れ、受賞報告をした。佐々木さんは「小さいころからスーパーモデルになりたかった。夢に向かって階段を一歩ずつ上っている実感がある。チャンスが巡ってきたので頑張りたい」と語り、来年11月の世界大会に向け意気込んでいる。
佐々木さんは母親が宜野湾市出身。ドイツ系米国人の祖父を持つ。11歳まで那覇市小禄で育ち、父親の故郷である鳥取県に移り住んだ。きょうだいや親せきが沖縄にいるため、年に一度は帰省するという。
身長174センチの長身。すらりとした長い手足を生かし、中学生のころから走り高跳び選手に。03年の日本ジュニアオリンピックでは優勝した経歴を持つ。
「ミス・ユニバース」を紹介するテレビ番組を見て「出場したい」と思い立ち、俳優の兄を通じ芸能プロダクション「ADESSO」を訪れた。代表取締役の野中秀一氏は、初対面でも物おじしない佐々木さんに「グランプリが取れる子だ」と確信したという。
応募数3600人から数々の審査を経て頂点に立った。「沖縄のゆっくりした時間の流れが好き。沖縄でもできるだけPRして活躍したい」と話す。今後1年間はウオーキングやマナー、語学を集中的に学び、世界大会での優勝を目指す。