高齢者の「安心」大事に 亀岡で福祉専門学校顧問が講演

12月6日10時29分配信 京都新聞

 高齢者の暮らしに関する市民講座が5日、京都府亀岡市余部町のガレリアかめおかで開かれ、高齢者介護や生活支援に詳しい大阪医療福祉専門学校の大島行博顧問(48)が講演した。地域のお年寄りら約100人が参加し、健やかに日々を過ごす方法を考えた。
 同市社会福祉施設協議会が主催。講演で大島さんは、高齢者の生活における「安心」の重要性を強調。「安心とは、安定した心持ちのことを指す。安定のため、身体や住まいなどを健やかに保つことが重要」と話した。その上で、家の中の段差や階段、電気コードなど事故の原因となる障害を把握する▽トイレや浴室には手すりを設置する-など事故予防のための住環境の整備を呼び掛けた。
 さらに、脳卒中など病気の予防を心掛けることの必要性も訴えた。急な血圧上昇を防ぐため、起き上がる際にはひじをついて、ゆっくり立ち上がることなどをアドバイスした。なお講演の前には、認知症への支援を訴える寸劇も披露された。

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