フォトリポート北海道:イルミネーションが彩る--光の街・さっぽろ /北海道

12月21日11時1分配信 毎日新聞

 札幌の街並みをイルミネーションが彩る。不況風が吹く今年の師走は、ススキノなどの歓楽街もどこか寂しげだ。凍(い)てつく路面を見つめるだけでなく、時にはイルミネーションを見上げて見ませんか?
 大通公園(中央区)が中心会場の「さっぽろホワイトイルミネーション」は、今年で28回目。西1から8丁目にかけて来年1月4日まで点灯する。「I LOVE ODORI クリスマスイルミネーション幌馬車」(24日まで、22日休み)も西4丁目一帯を周回する。1日4回あり、午後4時半以降の回から明かりがつく。
 JR札幌駅に隣接する「札幌ステラプレイス」のツリーは、ガラス壁面越しに外からも眺められる。雨の日、地下街へつながる階段室の屋根にできた水たまりに、発光ダイオードの青色が大きく映えた。
 「ノボテル札幌」(中央区)では素朴な明かりが中庭を包み、石屋製菓所有の「白い恋人パーク」(西区)では、園内を約8万個の電球が彩る。同製菓の小川博明経営管理部広報室長(49)は「こんなに雪が降って多くの人が暮らす大都市はなく、雪とイルミネーションの美しさを感じ取れる場所もない。雪のある生活を楽しんでほしい」。間もなくクリスマスがやってくる。【写真・文、尾籠章裕】

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