中大教授刺殺、現場付近階段に血痕…逃走路か

1月15日14時55分配信 読売新聞

 東京・文京区の中央大後楽園キャンパス1号館4階のトイレ内で、同大理工学部の高窪統(はじめ)教授(45)が殺害された事件で、トイレ前の廊下から階段方向に微量の血痕が残っていたことがわかった。

 高窪さんは14日午前、自分の研究室に出勤した後、約15分の間に襲われたことも判明。当時、1号館で犯人とみられる黒ずくめの男を目撃したのは、第一発見者の男子留学生だけで、警視庁は、犯人が高窪さんの行動パターンや1号館の中を知っていたため、出勤直後の短時間に襲撃した後、目の前のエレベーターを使わず、逃走しやすい階段を使った疑いが強いとみている。

 同庁幹部によると、血痕は、現場となったトイレの前から廊下を挟んだ屋内階段方向にかけて残り、さらに3階方向の数段の床に付着していた。ごく微量だが、1号館のほかの場所にはなく、犯人は襲撃後、迷わず屋内階段で逃走したとみられる。

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