エジプトで新たにミイラ約30体などを発見

2月10日13時52分配信 ロイター

 [カイロ 9日 ロイター] エジプト政府は9日、考古学者らが約4300年前の墓からミイラ約30体と少なくとも1つの開いていないサルコファガス(ひつぎ)を発見したと発表した。
 墓は、紀元前2650年ごろに作られた、世界最古の巨大石造物の1つとされるサッカラの「階段ピラミッド」の西側の砂漠で見つかった。
 ミイラの年代にはばらつきがあり、紀元前640年ごろのものがある一方、石灰石で作られたひつぎは、さらに古いとみられている。
 考古学者の1人は、ロイターに対し「古代王朝、おそらく(紀元前2494―同2345年ごろの)第5王朝のものと考えている」と語った。
 サッカラのようなよく知られた墓地遺跡で、盗掘されていない原形を保った埋葬物が見つかるのはまれ。考古学者らは今週中にも発掘物を調査する予定。

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