米独立記念日に「自由の女神」頭部の展望台が再公開

7月5日19時9分配信 CNN.co.jp

ニューヨーク(CNN) 米独立記念日の4日、ニューヨーク・リバティ島にある「自由の女神」像の頭部展望台が再公開され、国立公園局のレンジャー隊員がガイドを務める中、見学者30人が展望台に上った。

自由の女神像の頭部展望台は2001年9月11日の米同時多発テロ以降、公開が中止されていた。

約8年ぶりの再公開に先立ち、ニューヨーク市のブルームバーグ市長とニューヨーク州のパターソン知事、ニュージャージー州のコーザイン知事が、サラザール内務長官とともに式典に出席。再公開を祝福した。

サラザール内務長官は、「再び、自由の女神像の頭部へと上がれるようになった。そこから見るニューヨーク湾の眺めは、多くの先人達が初めて新世界を見て、自由の空気を吸い込んだ時と同じ風景だ」と再公開を歓迎した。

再公開後は1度に上がれる見学者の数を10人に制限し、安全に留意するため国立公園局のレンジャー隊員がガイドを務める。見学者は二重らせんの階段を徒歩で上がる。

また、今後2年間は見学可能だが、その後は再度閉鎖して安全面と警備面で恒久的な対策を取るための工事に取り掛かる。

自由の女神像は米国独立100周年を記念してフランスから寄贈されたもの。以前は自由に見学が可能だったが、米同時多発テロ発生によりテロの標的になる恐れがあるとしてリバティ島への上陸そのものが禁止された。その後、台座部分の内部見学は制限付きで再開していた。

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