入間市東藤沢2の鳥井朝子さん(77)が自宅で殺害され12日に遺体で見つかった事件で、室内にあった足跡はサイズなどから男のものである可能性が高いことが14日、狭山署捜査本部の調べでわかった。
県警によると、鳥井さん宅の1階台所の掃き出し窓が割られ鍵が開けられ、台所や階段に土足痕があった。1階居間や2階寝室などのタンスの引き出しが開けられたままで、県警は物取りの可能性もあるとみて調べている。鳥井さんには頭の傷のほか、腕にも犯人に抵抗した際にできたとみられる傷があった。
また、自宅から財布が見つかったが、札は入っていなかった。銀行の口座などから現金が引き出された形跡は確認されていないという。【町田結子】