ひき逃げ通報され逆上、少女を突き落とし殺害(下)

調べによると、Bは昨年、京畿道高陽市の中学校を退学し、今年5月にバイクを結んだとして、議政府保護観察所の委託監護施設に収容された。Cもバイク窃盗で同じ施設に収容され、Bと知り合った。

 2人は同施設から京畿道内の青少年収容施設に移送されたが、先月3日に逃走したという。2人が駐車中のバイクを奪い、高陽市内の受験生用の貸し部屋やインターネットカフェを転々とし、所持金がないときにはマンションの非常階段で寝起きしていた。2人は少年のように頭髪を短く切り、周囲からも男子だと思われていたという。

 Bは施設から逃走した直後、友人の紹介で被害者のAと会い、バイクの後部に乗せ、ソウル市内を走っていたという。

 警察は遺体発見場所の上にある遊び場で暴行に使用した清掃用具を発見。友人らの証言から高陽市内の貸し部屋で2人の身柄を確保した。2人の両親はいずれも離婚しており、祖母に育てられたという。

 2人は取り調べに対し、「Aを押して殺してしまおうと話はしたが、本当に死ぬとは思わなかった」と話している。

卞熙媛(ピョン・ヒウォン)記者

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