山ノ内西小学校で30日、卒業記念事業として6年生31人と保護者が中心となって、同校昇降口周辺の廊下や階段に地域材の羽目板を設置した。校舎内に木の温もりが感じられる空間が広がり、作業後には小学校生活の思い出として「明るくなった。木の香りもいい」と喜んだ。
森林づくり県民税を活用した「木育推進事業」の一環で、材料は佐野山林の除間伐で発生したスギ。地域の大工さんが事前に施工した下地に、6年生とその保護者が中心となって、先生、町、県職員のサポートを得ながら、金づちでくぎを打ち込み羽目板を固定していった。
用意された羽目板は厚さ15ミリの4メートル×12センチに製材された78枚。これをちょうどいい長さにカットしてもらい使用。木材の裏面には、氏名やそれぞれ思い思いメッセージを書き込んだ。(