不景気飛ばせ 新春だるま市

新春恒例の七草大祭だるま市が6日、高崎市鼻高町の少林山達磨寺で始まった=写真。福だるま発祥の地とされる同寺にちなみ、200年以上続く伝統行事だ。

 今年は約40軒が境内に出店。近年は赤いだるまだけでなく、ピンクや青など色やデザインは様々。インテリア感覚で小さなだるまを買う人が増えてきたという。

 200段以上ある階段を上り、さらに山を一回りする順路も今年から近道ができ、子供からお年寄りまで気軽にだるまが買えるようになった。

 明治期創業の岡田だるま店の岡田登志光さんは「不景気と言われていたが売れ行きは例年並み。いろんな願いを叶(かな)えてくれるだるまを買って、不景気を吹き飛ばしてもらって」と話した。

 埼玉県加須市の斉藤圭司さん(77)と妻の正江さん(74)は、毎年必ず訪れているという。「家内安全と、息子に良い縁があるように願って買いました」と話した。

 市は夜を徹して7日昼ごろまで催され、20万人の人出が見込まれる。

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