【シネマ通信簿】「誰かが私にキスをした」

堀北真希が演じるヒロインと3人の男子学生との四角関係を描いたラブストーリー。前作「カンバセーションズ」が2005年の東京国際映画祭で審査員特別賞などを受賞したアメリカのハンス・カノーザ監督が、東京のインターナショナルスクールを舞台に斬新な映像手法で撮った意欲作だ。

 ナオミ(堀北)は学校の階段から落ちて4年間の記憶を失う。脳裏に映し出されるのは顔の見えない誰かとのキスの映像。自分は誰に思いを寄せていたのか…。松山ケンイチを相手に濃厚なキスシーンを演じるなど、堀北が大人の女優への脱皮を果たした転機になった作品といえるだろう。27日、全国公開。2時間4分。(徳)

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