23日午前6時ごろ、新潟市中央区のJR新潟駅の西側連絡通路の階段で、「天井が落下している」と通行人からJR東日本新潟支社に通報があった。管理する市が調べたところ、天井の石こうボードなどが長さ約10メートル、幅約3メートル~約1・4メートルのL字形にはがれ落ちていた。けが人はいなかった。
同市中央区役所建設課によると、同通路は1989年に建設された。水気に弱い石こうボードが、湿気の多い梅雨入り後に劣化してはがれた可能性が高いという。
同課は、同通路の天井のボードをすべてはがして落下原因などを検証するとしており、「これまでは目視でしか点検をしていなかったが、今後はマニュアルを作るなどして、しっかりと対策を取りたい」と話した。
現場は新潟駅南口の駐輪場に通じる階段。同通路では2006年にも天井が落下する事故があった。【塚本恒】