相武紗季映画初主演作は斬新な“胸キュン”ホラー

相武紗季、待望の映画初主演、溝端淳平共演の映画『NECK』(2010年夏公開)が面白い! 原作者は「煙か土か食い物」など、特異な文体と構成力で知られる作家・舞城王太郎。今回彼は映像化を視野に入れ、舞台用、映画用として、同一モチーフの全く別のストーリーの2本を書き下ろした。さて、その気になる内容は!?

作品のジャンルは、一風変わった“胸キュン”ホラーエンタテインメントとのこと。映画版の主人公で、独自の研究でお化けを作り出そうとする変わった女の子・真山杉奈役に、TV・CM・映画とマルチに活躍する相武紗季。杉奈に恋する大学生・首藤友和役に、同世代から圧倒的な支持を受ける溝端淳平。また、杉奈の幼なじみで、人気作家・越前魔太郎役に平岡祐太、魔太郎担当の美人編集者・赤坂英子役に栗山千明と、豪華なキャストが脇を固める。

監督は、TVドラマ「永遠の仔」「天国の階段」のような骨太な人間ドラマから「ランチの女王」「不機嫌なジーン」などのラブコメまで極めて広い演出領域を持つ白川士(たけし)で、劇場用映画の監督は本作が初となる。映画は11月3日にクランクインし、11月末にクランクアップ、公開は2010年の夏となる予定だ。

また、映画版と同じモチーフ、異なるストーリーで展開される舞台版は、青山円形劇場で2010年2月12日(金)からスタート! 溝端淳平は舞台版でも物語の中心となる4人のうちの1人、酒井役で主演。その他、板尾創路、森崎博之(TEAM NACS)、鈴木浩介と、舞台版にも個性あふれるキャストがそろった。劇作は新進気鋭の竹内佑で、演出はその手腕に定評がある河原雅彦が手掛ける。

映画、舞台と、ふたつの斬新なワールドを繰り広げる『NECK』。それぞれのキャストが織りなす新感覚の胸キュンホラーを早く観てみたい。【Movie Walker】

市営住宅の外階段に女性の腐乱遺体 夫?を逮捕 東京

12日午前2時45分ごろ、東京都八王子市元本郷町の市営住宅4号棟で、「階段に人が倒れている」と男性から119番通報があった。警視庁八王子署員が駆けつけたところ、外階段の3階の踊り場に、女性の遺体があるのを見つけた。

 署員がマンションの駐車場にいた男(67)に事情を聴いたところ、「2、3週間前に妻の意識がなくなったので、きょう部屋から引きずり出した」と話したため、同署は死体遺棄の現行犯で逮捕した。

 同署によると、2人は5階の部屋に住む夫婦とみられる。女性は60~70代で、うつぶせに倒れていた。遺体の一部が腐乱していた。男が自分で119番通報したとみられる。

 同署は女性の死因を調べるとともに、男の言動に不審な点があることから、責任能力を含め慎重に捜査を進めている。

認可保育所の最低基準見直し…問題は解消されるのか

厚生労働省は、国が定める認可保育所の最低基準を見直し、都市部の一部自治体に限って面積基準を緩和する方針を決めた。急増する待機児童の問題は解消されるのか。
Q 保育所の最低基準とは
A 保育の質を確保するため1948年に設けられた。児童福祉法にもとづき、室内の面積のほか、保育士の人数配置などの基準が示されている。

 この最低基準を満たし、都道府県が認可しているのが認可保育所。公立と私立があり、国や自治体の負担と、保護者が払う保育料で運営される。全国に約2万3000か所あり、0~6歳の就学前児童人口の3割にあたる約204万人が入所する。
Q なぜ今、最低基準を見直すのか
A 政府の地方分権改革推進委員会が10月、国による自治体業務の規制を大幅に見直すよう勧告。保育所の基準も対象になった。全国知事会や市長会も、地域の実情に合わせ、保育所の基準を市区町村ごとに決められるよう求めていた。

 地価が高い都市部では用地確保が難しく、保育所の新設が進まない状況になっている。認可保育所への入所を希望しながら入れない待機児童は、今年4月現在で2万5384人。不況による共働きの増加などで、前年より3割も増えた。
Q 基準はどう変わるのか
A 待機児童が多い都市部に限り、保育室の面積基準が緩和され、自治体の判断で決められるようになる。待機児童が解消されるまでの一時的な措置で、東京のほか、横浜、川崎市が検討対象となっている。

 全国一律に規制が撤廃されるのは、園庭の基準。厚労省は、外階段の設置や耐火建築物などに関する規制もなくす方針で、既存の建物や賃貸物件も活用しやすくなると見られる。

 一方、保育士の人数配置や、調理室の設置などについては、国の現行基準が全国で維持される見通しだ。
Q 待機児童は解消されるのか
A 政府は、年内に地方分権改革推進計画を策定し、来年の通常国会で児童福祉法改正を行う方針。その後、各自治体が条例を定めることになり、早ければ2011年度から面積基準が緩和される。これに伴い、自治体が認可保育所の新設や入所枠の拡大を行った場合、待機児童は一定程度解消されそうだ。

 ただ、現場の市区の担当者からは「どこまで基準を引き下げるか、独自に判断するのは困難では」と戸惑いの声も上がる。新たな財源が確保されたわけでもなく、どの程度保育所増設などが進むかは不透明だ。
Q 保育の質は確保されるのか
A 保護者団体などは、「規制緩和はさらなる詰め込みを招く」と反発する。全国社会福祉協議会も、先進諸国の状況と比較した上で「現行より2割以上広い面積基準が必要」との研究報告をまとめている。

 保育所は乳幼児が毎日長い時間を過ごす場所だ。急増する需要に応えるとともに、心身の発達に配慮した保育所整備が望まれる。

 (生活情報部 上田詔子)

(2009年11月11日 読売新聞)

サッカー:ゴン中山に戦力外通告…42歳現役続行希望

 磐田は9日、静岡・磐田市内のクラブハウスで、元日本代表FW中山雅史(42)に対し、来季の契約を延長しないことを通告した。前身のヤマハ発動機時代からの生え抜きで磐田の看板選手だが、若返りを目指すクラブの方針から、戦力外となった。中山はアドバイザー就任を打診されたが、現役続行を強く希望。移籍先を探す方向だ。また、元日本代表DF鈴木秀人(35)も戦力外通告を受けた。

 “磐田のゴン”が、ついに終幕を迎えることになった。この日サテライトの練習試合に45分間出場した中山は、治療を終えると、磐田の吉野社長らに呼ばれ、クラブハウス2階の応接室に入った。約40分後、中山は「なんとなく分かっていたからね」とサバサバした表情で階段を下りてきた。

 クラブからは現役選手以外の形で残留するよう強く要請された。吉野社長は「チームとして新しい方向へ進む時期。功労者の中山君、(同じく戦力外となった)鈴木(秀人)君には感謝しているが選手としては契約できない」とし、磐田の営業活動や後進の指導など幅広く活動するアドバイザーのポストを用意した。

 だが中山は「(現役を)辞めて何をしたらいいかと考えると、やはりサッカーをやること以外に興味はない。クラブからの話はありがたいが、アドバイザーは(元日本代表MF)名波もいるんじゃ(気の利いた)アドバイスなんてできないよ」と独特の言い回しで、揺るがない現役続行への気持ちを明かした。

 筑波大卒業後の90年に当時日本リーグのヤマハ発動機入り。磐田が93年のJリーグ元年に昇格できないことが決まっても残留し、1年間はJFL(当時の2部)でプレー。その年に日本代表で「ドーハの悲劇」を経験した。磐田での選手生活は今年がちょうど20年目。その間J1最多の157ゴールを含め公式戦のゴンゴールは219。42歳になった今季もその人気は衰えず、個人グッズの売り上げはチームトップを維持するなど、磐田にとってはまさに至宝だ。

 今季公式戦出場はここまでナビスコ杯、天皇杯各1試合だけ。柳下監督は「(中山は)体に痛くないところはない」と満身創痍(い)であることを強調し「体がボロボロになる。心情的には引退してほしかった」とも話した。現時点で更新の可能性があるJ1最年長得点と同出場記録は、まだ実現していない。

 中山は「きれいに終わるのは、ここ(磐田)で終わることだと思う。でも僕の現役を続けたい気持ちとクラブの考えはギャップがある。さすがに1年間浪人はできないけど来年の開幕まではオファーを待ちたい。来ないならトライアウトの受験も検討する。自分の気持ちを貫く」。今後は自身初の代理人を立て、42歳での移籍成立を目指す。

 <残りの公式戦特別扱いせず>柳下監督はリーグ戦残り3試合、天皇杯でも中山を特別扱いしないことを決めた。中山にはJ1最年長得点記録がかかっているが「特別なゴンの枠があるわけではない。ここまで来たので、今季のスタイルを変えたくない」と話した。今季のホームのリーグ戦は28日の広島戦(ヤマハ)だけ。同監督は「その間にアピールしてもらい(ベンチ入り)18人に入ったら、試合展開によっては考えたい」と含みも残した。(スポニチ)

定着”アツアツ”の秋 11年目の宇都宮餃子祭り

週末には宇都宮市内の各店に長蛇の列ができ、いまや全国区となった宇都宮餃子。その魅力を発信し、地域おこしにつなげようと7日、「宇都宮餃子祭り」が中心市街地で始まった。今年で11回目。初回2万人だった来場者は年々増え、昨年は11万人(主催者発表)に。大半が市外で、県内はもとより東京、茨城などからも足を運ぶ。秋の風物詩として定着した感がある祭りの風景を報告する。

 午前10時30分。JR宇都宮駅改札。祭り目当ての人たちが臨時案内所でチラシを受け取り、20分間隔の無料循環バスに乗り込んだ。バスはすぐ満杯に。

 祭り会場は3カ所。まちかど広場は同10時すぎには早くも100人ほどが行列。午前11時の開始を前に各店が焼き始め、香ばしいにおいが立ちこめた。

 オープニングセレモニーでは実行委員会メンバーがくす玉を割り、宇都宮餃子会専務理事の平塚康さん(57)が「会が発足して15年。家庭の味が商品に、そして名物になった。今後も価値の高いものを提供したい」と力強くあいさつした。

 出店数11と最も多い二荒山神社境内のバンバ市民広場は、正午には店ごとに長蛇の列ができた。参道階段まで達し、動くのもままならない。初出店という店主は「2日間で8千個用意した。とにかく忙しい」と汗をふく間もない様子。

 祭りの売りは1皿100円のギョーザだ。茨城県牛久市から夫とオートバイで訪れた主婦(45)は「市内の有名店2軒をはしごしてからここに来た。5、6皿は食べたい」。

 日野町通り会場は、30分待ちだった行列が午後0時半を過ぎて1時間待ちに。車座になってほお張っていたサイクリングウエア姿の中年男性3人は「自転車で茨城から75キロ走ってきた。来たかいがあった」

 二荒山神社横の表参道スクエア駐車場には水戸、土浦、大宮、千葉など県外ナンバーの車が多く見られた。祭り会場とは別に、“通常”のギョーザ店にも列ができた。

 東京から電車で友人3人と来た会社員女性(36)は、今年で4回目。3会場と老舗店1店を制覇した。「30個いきました。食べ比べができて楽しいですね」とご満悦。

 7日の来場者は約4万5千人。祭りは8日も行われる。

卒業記念事業に地域材の羽目板

山ノ内西小学校で30日、卒業記念事業として6年生31人と保護者が中心となって、同校昇降口周辺の廊下や階段に地域材の羽目板を設置した。校舎内に木の温もりが感じられる空間が広がり、作業後には小学校生活の思い出として「明るくなった。木の香りもいい」と喜んだ。

 森林づくり県民税を活用した「木育推進事業」の一環で、材料は佐野山林の除間伐で発生したスギ。地域の大工さんが事前に施工した下地に、6年生とその保護者が中心となって、先生、町、県職員のサポートを得ながら、金づちでくぎを打ち込み羽目板を固定していった。

 用意された羽目板は厚さ15ミリの4メートル×12センチに製材された78枚。これをちょうどいい長さにカットしてもらい使用。木材の裏面には、氏名やそれぞれ思い思いメッセージを書き込んだ。(

小中生のユニーク発明一堂に

発明協会県支部は4日まで、甲府・山交百貨店5階特設会場で第36回県児童生徒発明くふう展を開いている。
 県内の小中学生が出品した約200点を展示。腰掛けると電気が点灯し、立ち上がると消えるいすや、ソーラー電池を使った靴乾燥機など、省エネをテーマにした作品が多く並んでいる。
 初日の30日は審査会が開かれ、審査員17人がアイデアや出来栄えを評価。最優秀賞には、モノレールを階段に取り付け、車いすのまま昇降できる山梨大付属中2年の間渕央子さんの「The ウィルチェア モノレール“simple”」が選ばれた。