中大教授刺殺、現場付近階段に血痕…逃走路か

1月15日14時55分配信 読売新聞

 東京・文京区の中央大後楽園キャンパス1号館4階のトイレ内で、同大理工学部の高窪統(はじめ)教授(45)が殺害された事件で、トイレ前の廊下から階段方向に微量の血痕が残っていたことがわかった。

 高窪さんは14日午前、自分の研究室に出勤した後、約15分の間に襲われたことも判明。当時、1号館で犯人とみられる黒ずくめの男を目撃したのは、第一発見者の男子留学生だけで、警視庁は、犯人が高窪さんの行動パターンや1号館の中を知っていたため、出勤直後の短時間に襲撃した後、目の前のエレベーターを使わず、逃走しやすい階段を使った疑いが強いとみている。

 同庁幹部によると、血痕は、現場となったトイレの前から廊下を挟んだ屋内階段方向にかけて残り、さらに3階方向の数段の床に付着していた。ごく微量だが、1号館のほかの場所にはなく、犯人は襲撃後、迷わず屋内階段で逃走したとみられる。

野人有馬 海山で鍛えた豪脚「階段上り」笑顔でぶっちぎり

1月12日10時42分配信 西日本スポーツ

 第1クール最終日を迎えた新人合同自主トレに“野人”が現れた。ドラフト4位の有馬翔投手(18=日南学園高)が11日、西戸崎室内練習場近くの大嶽神社で恒例の「階段上り」で脅威の脚力を披露。身長174センチながら108段の階段を3本、坂道ダッシュ5本を圧倒的なスピードで駆け抜け、山や海に囲まれた環境ではぐくんだ驚異の身体能力を見せつけた。

■同期苦痛も「楽しい」

 174センチの小柄な「野人」が寒風を切り裂いた。有馬の豪脚がルーキーの「聖地」大嶽神社の急階段で爆発だ。最後までリズミカルに駆け上がり、笑顔でゴール。坂道ダッシュでは「あれっ、ここまで? 」と物足りなそうにゴール地点のさらに上を見上げた。ラスト1本は、一人で頂上まで突っ走った。

 大学、社会人からやってきた同期たちが苦痛に顔をゆがめた「地獄の階段上り」も、有馬には苦にならない。宮崎・日南市で過ごした日南学園高時代、学校の裏山や大堂津海岸の砂浜を駆け回って脚力を培った。「日南にはああいう山道がいっぱいある。楽しいです。下半身には自信があります」と余裕の笑みを浮かべた。

 高校の練習では「中崎か僕のどちらかが先頭に立って走っていた」。西武にドラフト1位で入団した同級生の中崎に少しでも差をつけようと、入学直後から山道で走り始めた。おかげで球速が増し、スタミナを支える回復力も手に入れた。

 サッカー界で「野人」の愛称を持つ元日本代表FW岡野雅行も、足腰の強さには定評があった。野犬を振り切ったこともある快足は、自宅前にあった48段の階段を毎日上り下りして生まれたという。有馬も同じようなトレーニングで抜群の脚力を身に付けた。

 ずばぬけた素質は折り紙付き。「関節が柔らかく、筋肉の付き方もいい」と評した小川スカウト部長は、中崎、ヤクルト1位の赤川(宮崎商)のライバル左腕と比べ、有馬の潜在能力は一番と認める。

 群を抜く潜在能力を備える18歳。だが、現状に満足するつもりはない。メディカルチェックで指摘されたインナーマッスルの弱さを克服するため、チューブトレーニングに取り組んでいる。「金(無英)さんに教えてもらいました。(トレーニングは)部屋で30分ほど。ああいうのは練習でするもんじゃない」ときっぱり。見えない努力を怠らない「タカの野人」は、開幕1軍を目指して猛ダッシュする。
 (丹村智子)

転落:車いすごと階段から屋外へ 患者死亡--佐伯中央病院 /大分

1月11日15時2分配信 毎日新聞

 9日午後7時40分ごろ、佐伯市常盤東町の佐伯中央病院で、入院中の同市常盤南町、古村よねさん(87)が車いすごと階段から転落し屋外へ放り出され、頭を強く打ち約2時間半後に死亡した。業務上過失致死の疑いで佐伯署が調べている。
 同署によると、古村さんが3階で車いすに乗っていた際、付き添いの女性看護師が目を離したという。2階と3階の間にある階段踊り場の窓ガラスが割れ、約5・8メートル下の病院敷地に古村さんが投げ出され、窓には車いすが引っかかっていた。看護師は「車いすのストッパーをかけ古村さんから離れた」と話しているという。【金秀蓮】

妊婦を疑似体験、大変さ実感 西ノ京中で交流講座

1月10日11時59分配信 京都新聞

 京都市中京区の西ノ京中で9日、赤ちゃん交流講座があり、2年生168人が、赤ちゃん人形を使って、抱っこやおむつ交換などを体験した。生徒は、ぎこちないながらもそっと抱きかかえ、生命のずっしりとした重みを感じていた。
 自分の成長を振り返り、家族や周囲の愛情を確認する機会にしてもらおうと、同中と市じゅらく児童館が企画。8日にも、助産師による妊娠出産や命についての講演があった。
 この日は、妊婦の話のほか、8キロの「おなか」の装着体験もあった。生徒は「重たっ」と言いながら、寝ころんだり、階段を上り下りするなど、妊婦の大変さを実感していた。石川陵一君(14)は「寝ころぶのもおなかに気を遣って緊張した。これからは妊婦さんを助けなきゃという気持ちが生まれた」と話していた。

隠れた旧跡「震岩」への道づくり 栗東の元会社員男性ら

1月10日10時19分配信 京都新聞

 滋賀県栗東市の50代後半から60代の元会社員の男性グループが、江戸時代の「東海道名所図会」にも登場する同市の金勝(こんぜ)山の「震岩(ゆるぎいわ)」への道づくりに取り組んでいる。スギが林立する山中にあるため近づけず、隠れた旧跡になっていた。険しい坂に階段を刻む作業に汗を流している。
 約20人でつくる「栗東ふぁざーず倶楽部(くらぶ)」。ウオーキングや料理教室などを楽しんでいたが、何か地域に貢献する活動をと市観光物産協会と相談、震岩の存在を知った。
 震岩は縦約1・5メートル、周囲約6メートルの巨岩。733年に聖武天皇の勅願で東大寺の初代別当、良弁僧正が創建した金勝(こんしょう)寺の正面参道脇にあったとされるが、いつしか参道が使われなくなり、山中に隠れてしまったという。
 「東海道名所図会」には「金勝山震岩」と記載され、数10人の力でも動かないが、身を清めると指先で揺らぎ動くと書かれている。歌川広重の浮世絵にも登場する。
 林道から岩まで約50メートルあり、傾斜のきつい場所に間伐材を使って階段を整備し、道づくりを進めている。月2回、のこぎりやスコップを持って集まり作業に取り組んでいる。春の観光シーズンまでに完成を目指す。
 同倶楽部の武石務さん(63)は「サラリーマン生活が終わり、地元の歴史を学ぶ中で岩の存在を知った。由緒ある場所を広める力になれば」と話す。

川内原発:3号機増設申し入れ 強い反発と歓迎の声 /鹿児島

1月9日17時2分配信 毎日新聞

 ◇県内世論、二分くっきり
 九電の眞部利應社長が県と薩摩川内市に川内原発3号機増設を申し入れた8日、県庁や市役所では抗議活動をした反対派から強い反発の声が上がった。その一方、歓迎する推進派も。県民世論を二分する増設問題。伊藤祐一郎知事らは、おおむね2年以内に、増設の可否の判断を迫られる。
 ■県庁
 さまざまな反対派が抗議活動などを繰り広げた。
 7日午後から玄関前で座り込みを続ける「反原発・かごしまネット」は、8日午後、県庁正面玄関で演説。橋爪健郎代表(66)は「人口も減少し電力消費が増える見込みのない時代に、環境への影響が懸念される原発の増設は時代錯誤」と訴えた。
 眞部社長が“裏口”から知事室入りしたことで、混乱も。正面玄関から、5階の知事室前になだれ込んだ。
 核廃絶運動団体などでつくる「川内原発増設反対県共闘会議」の荒川譲議長は「大変、姑息(こそく)。環境調査が終わる前での増設申し込みが、後ろめたいのではないか」と怒りの表情で話した。
 また、「原発の危険に反対する県連絡会」(祝迫かつ子代表)も県庁で記者会見し、増設反対の声明を発表。放射性廃棄物を安全に処理できない▽中越沖地震で耐震安全性が揺らいでいる――などと主張した。【福岡静哉、大塚仁】
 ■薩摩川内市
 岩切秀雄市長は午後3時、田中征夫(ゆきお)副社長から申し入れを受けた後、「市民などへ積極的な情報公開を行って、意見や要望が出たら誠実に対応してほしい」と要請。「今後、内容を詳細に分析して検討を進めたい」とした。
 市内では、賛成派と反対派双方から活発な動きも。
 賛成派の田中憲夫・川内商工会議所会頭は「増設に向け本格始動したと思う。不況の中、増設は地域活性化につながるので、議会への陳情などを強力に進めたい。(建設には)地元業者を使っていただきたい、とお願いした」と、歓迎した。
 一方、「川内原発建設反対連絡協議会」の遠嶋春日児・代表世話人は「市民の多くは増設を大変危惧(きぐ)している。準備書の縦覧や説明会で地元住民の反対意見が出るだろう。こんな段階で市長が申し入れを受けるのは許されない」と批判した。【馬場茂、新開良一】
 ◇可否は2年以内か
 伊藤祐一郎知事は8日、九電・眞部利應社長の増設申し入れに対し、是非の回答を保留した。増設をめぐっては、県、市ともこれまで、「調査と増設は別」との「切り離し論」で判断を先送りしてきたが、今回、増設論議は本格的なスタートラインに立った形だ。当面、国への増設申請の前提となる環境影響調査(アセス)を巡る手続きで、賛否双方の論議が交わされそうだ。
 アセスの「準備書」はこの日、国、県と薩摩川内、いちき串木野両市に提出された。九電は、公告・縦覧を「約1週間後」に開始。また、地元住民への説明会を「2月上旬までに実施したい」とした。
 住民はこれらに対し「意見」を出すことができる。反対派の「反原発・かごしまネット」は「独自に実施した環境調査などをもとに、原発の危険性について『意見』を出したい」としている。
 九電は、住民意見や、国からの改善勧告をもとにアセスの「評価書」を作成する。不備が無ければ国が認め、アセスの手続きが完了。増設に向け、次の段階に入る。
 眞部社長は記者会見で、アセス終了前の「準備書」提出段階で増設を申し入れたことについて「住民説明会や公告・縦覧をするのに、増設の意思を示さないというのは、あり得ない」と話した。
 今後、伊藤知事が判断を迫られるのは、アセス終了後、増設申請前に国が県に対して行う意見聴取。知事は「同意」か否かを示すことになる。眞部社長は「11年度には国に増設申請したい」としているため、伊藤知事の判断はおおむね、2年以内とみられる。県議会や市議会でも増設の是非を巡り、議論が活発化しそうだ。【福岡静哉】
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 ◆ドキュメント
 ●午前
10時半   九電鹿児島支店。「反原発・かごしまネット」が、34項目からなる質問状を提出。「文書では回答しない」とする広報担当者に、「県民をバカにするな!」。
 ●午後
 0時半   県庁前。「ネット」の座り込みが24時間を超し、小川美沙子・鹿児島市議(56)は「睡眠時間は5時間だったけど、踏ん張らないと」。
 2時10分 県庁前。「ネット」の集会で向原祥隆事務局長(51)が「九電の社長に直接、抗議を!」。
       薩摩川内市役所玄関でも、反対派市民団体約30人が抗議行動。
 3時前   眞部利應社長が地下から県庁入り。
 3時 5分 県庁知事室。眞部社長が伊藤祐一郎知事に面会。増設を申し入れ
 同 10分 県庁5階の知事室前。反対派市民が詰めかけ、激しいもみ合いに。「ひきょう者!」「帰れ!」と怒号。
 3時    市役所でも、田中征夫副社長が岩切秀雄市長に申し入れ。
 同 48分 岩切市長が報道陣に「原発の意義は大きいという考えは変わらない」。
 4時    九電支店。眞部社長が会見で「2019年度に3号機の運転を開始したい」。
 6時15分 市役所玄関。眞部社長が反対派にもみくちゃにされながら市長室へ。
 同30分  市役所。眞部社長は非常階段から庁舎外へ。
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 ◆3号機増設を巡る経緯◆
92年 2月17日 九電が県と川内市(当時、以下同)に、増設に向けた地質の予備調査を申し入れ
94年12月 7日 土屋佳照知事(当時)が地質予備調査受け入れ表明
95年 2月13日 九電が地質予備調査を開始
96年 9月11日 九電が「開発に支障なし」との予備調査結果を発表
00年 6月12日 川内市議会が環境調査の早期実施を求める陳情を採択
    9月 8日 九電が県と川内市に対し、環境調査実施を申し入れ
   12月 5日 県漁連などが知事と九電社長に、環境影響調査を実施しないよう求める陳情書を提出
01年 1月26日 川内市の森卓朗市長(当時)が環境調査に同意
    4月 6日 須賀龍郎知事(当時、以下同)が、環境調査の受け入れに「回答留保」
03年 5月16日 須賀知事が、環境調査の受け入れに同意。「調査と増設は別」として
   10月 1日 九電が環境調査を開始
05年 1月27日 県漁連などが海域調査を含む環境影響調査(環境アセスメント)に同意
    2月 8日 九電が環境アセスに着手
08年12月24日 九電が、増設を09年1月に県と薩摩川内市に申し入れると表明
          岩切秀雄市長は「安心安全の確保」の条件付きで「容認」と発言
09年 1月 5日 伊藤祐一郎知事は「時間をかけて検討する」
    1月 8日 九電が県と市に3号機増設を要請。環境アセスの準備書も提出

防犯ブザー:ここだ! 地下鉄駅に看板 存在目立たせ、犯罪防げ /愛知

1月8日12時1分配信 毎日新聞

 ◇名古屋市交通局
 駅構内の防犯ブザーを目立たせて犯罪を撲滅しようと、名古屋市交通局は地下鉄駅に設置しているブザーの存在を知らせる看板を付けた。赤色で縁取った突き出し看板で、市交通局の林光紀運輸課長は「犯罪者に心理的な動揺を与えて、犯罪を未然に防げれば」と効果を期待する。
 市交通局によると、ブザーは市営地下鉄の全83駅の構内通路や地上への出入り口階段、女性トイレの計530カ所にある。設置基準は▽改札口から地上へ出るまでの通路の距離が長い▽人通りが少ない――など。ブザーの音量は80デシベルで、通行量の多い道路や人間が怒鳴った時の音量に匹敵するという。駅長室とも直結している。
 突き出し看板は女性トイレを除いた57駅・計342カ所のブザーの上に先月中旬から取り付けた。縦12センチ横40センチで「SOS」の文字が記されている。突き出し看板では見づらい階段の踊り場はステッカーにした。
 交通局によると、駅構内での犯罪の総件数は05年度~07年度は年間52件から41件。駅職員も被害者になるケースを含めた暴力行為事件は、05年度の9件から07年度は16件と増加傾向にある。林課長は「今後も必要なら改良を図り、安全・安心な駅にしていきたい」と話している。【岡崎大輔】

アパート新商品を発売 ミサワホーム

1月7日18時28分配信 住宅新報

 ミサワホームは1月10日から、3階建てアパート新商品「Belle Lead Urban3(ベルリード アーバンスリー)」の販売を全国(北海道・沖縄を除く)で開始する。

 3階部分の外部階段・廊下をなくし、3階住戸の玄関を2階部分に設けて内階段で3階に上がる「2階建て共同住宅にプラス1層」を提案していることが特徴。これにより、3階部分の外階段・外部廊下の費用が掛からないため、建築コストを大幅に抑えることができる。

 参考価格は、坪当たり61.2万円(片廊下重層タイプ(BAJ-2/355平米)の標準仕様の場合)。初年度販売目標は100棟としている。

【香港】2階建バスで転落事故、82歳死亡 急ブレーキ原因か

1月7日11時30分配信 NNA

 5日午後2時10分ごろ、油麻地のネーザンロードを走行中の尖沙咀ふ頭行き九龍バス(KMB)車内で、2階から下車しようとしていた乗客の楊徳華さん(82)がバランスを崩し階段(幅23.5インチ、高さ約2メートル)から転落。楊さんは頭を強く打ち、約40分後に死亡が確認された。転落直前にバスが急ブレーキをかけたとみられ、警察で原因を調べている。

 KMBによると、事故のあったバスは階段が従来型のらせん階段ではなく、直線階段に設計されている。KMBは「直線型のほうが幅が広く安全」としているが、専門家によるとらせん型の方が、一気に下まで落ちる危険が少ないという。

<傷害致死>2歳の腹殴り死なせた疑い 内縁の夫逮捕 熊本

1月6日16時19分配信 毎日新聞

 内縁の妻の長男を殴って死なせたとして熊本県警熊本東署は5日、熊本市水前寺1、無職、田上篤容疑者(23)を傷害致死容疑で逮捕した。「泣いてうるさいから数回殴った。申し訳ないことをした」と話しているという。

 容疑は、2日午前11時ごろ、同居している女性(21)の長男(2)の腹部を自宅で数回殴って搬送先の病院で死亡させた疑い。同署によると、長男は体中にあざがあり、病院からの通報で事情を聴いたところ、最初は「階段を下りていて滑って落ちた」と説明していたが、5日になって容疑を認めた。事件当時は女性が入院し、田上容疑者と長男が2人で家にいたという。【遠山和宏】