バレンタインは東京タワーに上ろう

2月14日8時4分配信 産経新聞

 バレンタインデーの14日、港区の東京タワーでは、600段の外階段を歩いて高さ150メートルの大展望台まで上ることができる。バレンタインデーの外階段開放は今年で2回目。週末や祝日などに開放しているが、通常は午後4時に閉鎖している。

 今回は「オレンジ色にライトアップされた東京タワーの内側から夜景を見てみたい」「夜も外階段で上ってみたい」などの要望に応え、14日に限り、午後8時まで開放する。階段の途中でエレベーターに乗り換えはできない。

熊野古道の石畳改修 滑りやすく危険(和歌山)

2月13日17時18分配信 紀伊民報

 世界遺産に登録されている田辺市中辺路町近露の熊野古道で13日、石畳の改修工事が始まった。傾斜がきつい斜面で滑りやすく、以前から危険性が指摘されていた場所で、石畳の坂道を階段状に変更する。県教委文化遺産課によると、世界遺産登録後、県内の熊野古道で、災害復旧以外に文化庁の許可を得て、道の形を変更する事例は珍しいという。
 場所は牛馬童子像から近露王子に至る箸折峠の下り坂。番号道標25番から市道交差点までの約100メートルのうちの一部。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の核心地帯(コアゾーン)に指定されている。
 石畳は、1979年に文化庁の補助事業「歴史の道整備事業」で、旧中辺路町が敷設した。石畳は既に階段状になっている所もあるが、30センチ前後の石を並べた坂道が一部あり、以前から雨天時には歩行者が坂道で滑り危険だと指摘を受けていた。
 そのため本年度、市教委文化振興課が文化庁に改修を申請した。現状を変更する許可が下りたため、番号道標25番近くの10メートルと、市道との交差点近くの5・5メートルの2カ所を改修することが決まった。
 改修工事では、石畳の一部を取り外した後、石の階段を設ける。現在の景観をできる限り維持するため、現状の石の配置や大きさを一つずつ測量しており、石を組み直して階段を造る。
 工事期間は2月末までの予定で、期間中も通行できる。予算は50万円で市と県が2分の1ずつ負担している。
 世界遺産の核心地帯は、登録区域に当たり、文化財保護法に基づいて保護を受ける。登録した状態そのままを維持することを基本にしている。緩衝地帯(バッファゾーン)は核心地帯を保護するために周囲に設ける区域を指し、市町村の条例などで保護している。
 熊野古道では、道を維持するため日常的に管理団体などが手入れを行っているが、形を変更させる場合は関係機関に届け出が必要になる。

大階段駆け上がり大会 21日京都駅ビル

2月13日16時19分配信 京都新聞

 JR京都駅ビル(京都市下京区)で恒例の「大階段駆け上がり大会」が21日午前11時から開かれる。
 各地の体力自慢が室町小路広場の大階段(171段)でスピードを競うイベント。午後4時ごろ終了。主催はKBS京都TEL075(431)7350。

【韓国】【記者コラム】ソウル市の新たなシンボル「ヘチ」

2月12日12時0分配信 NNA

 ソウル市が新たな市のシンボルに選んだ「ヘチ」。火災や災いを排するとされる想像の動物で、ヘチ像は古くから市のあちこちに存在したという。ただ、守り神なだけあって表情がやや怖い。市は今年からヘチを商品化してマーケティングを本格化させるそうだが、はたして市民に受け入れられるだろうか。

 週末、突然思い立って「ヘチ巡り」をしてみた。復元中の光化門脇の2体の像は有名だが、慶煕宮や景福宮の階段にはのけぞる姿、景福宮の勤政殿の周りの像はそれぞれ表情が違う。自宅近所の映画館の前にも、にこやかな姿で客を迎えるヘチがいた。

 普段は気にもしなかったが、意外に多くの像を見かけることができた。「かわいくない」というのが初めて目にした時の率直な感想だったが、いつの間にかヘチに魅了された自分がいた。(れ)

エジプトで新たにミイラ約30体などを発見

2月10日13時52分配信 ロイター

 [カイロ 9日 ロイター] エジプト政府は9日、考古学者らが約4300年前の墓からミイラ約30体と少なくとも1つの開いていないサルコファガス(ひつぎ)を発見したと発表した。
 墓は、紀元前2650年ごろに作られた、世界最古の巨大石造物の1つとされるサッカラの「階段ピラミッド」の西側の砂漠で見つかった。
 ミイラの年代にはばらつきがあり、紀元前640年ごろのものがある一方、石灰石で作られたひつぎは、さらに古いとみられている。
 考古学者の1人は、ロイターに対し「古代王朝、おそらく(紀元前2494―同2345年ごろの)第5王朝のものと考えている」と語った。
 サッカラのようなよく知られた墓地遺跡で、盗掘されていない原形を保った埋葬物が見つかるのはまれ。考古学者らは今週中にも発掘物を調査する予定。

定額給付金めぐり、川崎市でJリーグ川崎フロンターレの本拠地改修の寄付を募る案

プレミア商品券など、地方から給付金をめぐるアイデアが出てくる中、神奈川・川崎市ではJリーグ川崎フロンターレの本拠地改修のための寄付を募るという案が出ている。
きっかけは、川崎市長が会見で、市民に対し、給付金の寄付を呼びかけたもの。
給付金振込の手続き書類を送る際、あわせて寄付の案内も同封し、さらにその使い道を市民が選べるようにしたいという。
その1つが、川崎フロンターレの本拠地・等々力陸上競技場の改修。
現在の等々力陸上競技場は、メーン側の屋根がなく、階段もコンクリートがむき出しになっている。
スタジアム改修を求める市民らの署名は15万人分に達している。
川崎市民からは、「寄付を募るっていうことは結構、賛成かな」、「半分寄付に回して、半分支給してほしい」、「川崎だけで寄付というと、ちょっと反対です」などといった声が聞かれた。

[9日19時17分更新]

Fuji News Network.

司法試験9回→橋下事務所入り…元漫才師、弁護士で活躍

2月7日16時31分配信 読売新聞

 関西のお笑い芸人の登竜門として知られる漫才コンクールで大賞に輝き、一度は漫才の道を志した角田龍平さん(32)が、9回目の挑戦で司法試験に合格し、昨秋から、橋下徹・大阪府知事の法律事務所で弁護士として活動している。

 持ち味は、しゃべくりで鍛え上げた話術。異色の弁護士は「依頼者に安堵(あんど)の笑みを浮かべてもらえる弁護士になりたい」と話す。

 京都市内の高校3年だった1994年、他校の生徒と漫才コンビ「おおかみ少年」を組み、ダウンタウンらを輩出した今宮戎神社(大阪市)の漫才新人コンクールで大賞を獲得。特別選抜入試で漫才芸を評価され立命館大に進んだ後も、コンビでテレビ番組に出演したり、漫才師のオール巨人さんの付き人を務めたりして、修業を続けた。

 転機は95年の阪神大震災と地下鉄サリン事件。テレビに映る被災者の姿に、「舞台上からではなく、困っている人に正面から向き合う仕事に就きたい」という思いにとらわれ、弁護士を志すようになった。

 コンビを解消し、大学4年から司法試験に挑んだが、ことごとく失敗した。仕事もせず、実家で勉強に明け暮れる日々。くじけそうになると「好きな漫才を捨てて選んだ道」と気持ちを奮い立たせ、2006年、9回目で合格を果たした。

 司法修習中だった翌年、当時タレントとして活躍していた橋下知事の法律事務所の求人を見つけ、「市民の目線を意識する姿勢に共感」して応募。約20人からただ一人選ばれた。

 昨年9月に採用されて以降、民事事件を中心に手がける。交通事故をめぐる損害賠償請求訴訟では、負傷した被害者が生活に支障があることを立証しようと、自宅の階段の上り下りに不自由する様子をビデオ撮影し、映像を証拠提出した。「いい加減な仕事はしない」と肝に銘じている。

 人懐こい笑顔と軽快な話術が見込まれ、テレビ番組にもコメンテーターとして出演するようになった。橋下知事から「僕のこともネタにしていいから」とエールを送られる角田さんは「元漫才師らしく、テレビでは法律を親しみやすく解説し、依頼者には、信頼に応えられるよう全力でぶつかりたい」と張り切っている。

「瀬戸大橋スカイツアー」参加者を大募集! 4月18-26日開催

2月6日15時36分配信 レスポンス

瀬戸大橋の、一般者が普段立ち入ることができない、JR瀬戸大橋線が真横を駆け抜ける管理用通路や、海面から175mもの高さを誇る北備讃瀬戸大橋の塔頂に登る……。

本州四国連絡高速道路と岡山県・香川県では、瀬戸大橋を体験してもらうために、「瀬戸大橋スカイツアー」を開催すると発表した。

瀬戸大橋スカイツアーの日程は、4月18、19、25、26日。午前10時から午後3時頃までの30分間隔で出発し、所要時間は1時間30分程度。参加人数は、600名(1日あたり150名)。参加費は一人当たり500円。

参加するには、往復ハガキかインターネットでの申し込みが必要。応募締切りは、インターネットでは3月16日24時までとなる。参加者多数の場合は抽選結果が、3月31日までに回答される。

応募資格は、参加時点で小学4年以上。さらに、高所恐怖症、閉所恐怖症でない人で、自己責任で2km歩行、高さ2mの垂直はしごの昇降及び高さ20mの階段の昇降が問題なくできることが条件となっている。

《レスポンス 編集部》

【台湾】【記者コラム】乃木希典にちなんだ名の、緩やかな石段

2月6日12時0分配信 NNA

 苗栗県南庄郷を訪れた。日本時代の町並みが残る「老街」で知られる。「乃木崎」という緩やかな石段があった。明治の軍人である乃木希典にちなんでいる。

 乃木は3代目の台湾総督。明治30年に南庄を視察した際、ぬかるんだ道では地元の人たちの作業に不便だろうと、50台湾円を寄付した上で石段作りの資金を募ったのだという。

 階段脇の石碑には「明治33年6月建立」とある。疑問が浮かぶ。この時、彼はすでに台湾を去っている。また、短い石段のために金を集め、完成に3年近くかかったとは考えにくい。

 石碑の記載が正しいとすれば、乃木の後任総督で同郷の天才参謀と呼ばれた児玉源太郎のはからいと勝手に考えたい。日露戦争の旅順攻略戦で乃木を救い、日本の勝利に貢献した児玉が、台湾でも乃木のために一肌脱いでいたのだと。(志)

思いやりの心大切に お年寄りの「日常」体験

2月6日10時25分配信 琉球新報

 【石垣】高齢化社会が進む中、お年寄りの体の特徴を知り思いやりの心を学ぼうと、石垣市立白保中学校(平良進校長)は3日、同校で「お年寄り体験学習」を行った。生徒たちは視野が狭くなるゴーグルや、手足が動きにくくなるパット、重りなどを着けて、寝起きやトイレなど高齢者の日常生活を疑似体験し動きにくさを実感した。
 同学習は福祉とボランティアを学ぶ1年生の総合的な学習として、同校で初めて行われた。
 まず、石垣市社会福祉協議会の宮良長孝(ながゆき)さん(25)が高齢者の体の特徴について講話。祖父母や曾祖父母らと暮らす生徒にお年寄りの生活について尋ねながら、目は視力が落ちて視野が狭くなることや、耳は高音が聞こえにくくなること、手足は筋肉が減少したり、ひざは軟骨が減って動きづらくなることなどを伝えた。
 生徒たちはその後、社協の高齢者疑似体験セットや総合的な学習担当の藤原陽子教諭(31)がタオルや軍手で手作りした体験グッズを身に着け、階段の上り下りや、バリアフリーと和式のトイレ使用、学ランの着脱などに挑戦。「ボタンが見えない」「しゃがめない」などと苦戦していた。
 喜舎場瑞綺さんは「和式トイレでひざが曲げにくかったし、階段の上り下りが難しかった。今度お年寄りを見たら、声を掛けて助けたい」といい、東川平玄太君は「見づらくてトイレがどこか分からなかったし、階段も足が曲げられなくてきつかった。70歳のおばあちゃんと一緒に住んでいるから、もっと手伝いをしたい」と話した。
 次回の学習では車いす乗車体験も企画している。(深沢友紀)