米大リーグ、ドジャースの黒田博樹投手が12日、広島での自主トレを打ち上げた。「例年以上にいい調整ができた」と笑顔で振り返った。
11月中旬から約2カ月、マツダスタジアムで練習。観客席での階段ダッシュや遠投など精力的に動いた。食事が口に合う広島で、体重はやや増えたが「キャンプまでに、あと3キロ絞って94キロぐらいにしたい」と意気込む。
今季は3年契約の最終年。14日に米国へ出発する。
米大リーグ、ドジャースの黒田博樹投手が12日、広島での自主トレを打ち上げた。「例年以上にいい調整ができた」と笑顔で振り返った。
11月中旬から約2カ月、マツダスタジアムで練習。観客席での階段ダッシュや遠投など精力的に動いた。食事が口に合う広島で、体重はやや増えたが「キャンプまでに、あと3キロ絞って94キロぐらいにしたい」と意気込む。
今季は3年契約の最終年。14日に米国へ出発する。
車いす利用者や高齢者らに、駅のエレベーターや多目的トイレの設置状況などのバリアフリー情報を分かりやすく伝えようと、大阪市の特定非営利活動法人(NPO法人)「まちの案内推進ネット」が、大阪の地下鉄133駅の情報を掲載した冊子を作成。このほど計3万冊を特別支援学校などに無料配布した。
冊子は持ち運びやすいB6判のコンパクトサイズ。1ページに1駅ずつ、構内の階段や通路、出口の様子などを写真や図解で詳しく紹介している。
同NPO法人は全国9都市721駅の情報を掲載するインターネットのサイト「えきペディア」を運営。冊子は郵便事業会社から年賀はがきの寄付金の助成を受けて作った。2010年度中には横浜の地下鉄など48駅の冊子を、その後も東京など7都市分を順次発行する。
大相撲の貴乃花親方(37)=元横綱貴乃花=が8日、東京・両国国技館の相撲教習所で開かれた二所ノ関一門の一門会で正式に離脱を表明した。あらためて初場所後の役員改選で理事に立候補する決意も口にした同親方は、「無所属で出る? そうなります。応援してくださる方がいてここまで来た」と語った。投票になった場合は10票が当選ラインと言われる理事選に、自身を含めた7票を基本に立候補する。勝算を問われると「ハハハハ」と笑って受け流したが、一門外からの得票があれば当選も可能だ。
午後1時。一門会が開始されてからちょうど2時間。貴乃花親方が1人で教習所の階段を下りてきた。その奥でまだ一門会は続いている。ただごとではない。そんな状況の中で貴乃花親方は落ち着き払って口を開いた。「あらためて立候補させていただきますと言った。一門の総意ではない。お世話になりましたと言って出てきた。一門から出て選挙に出ます」。一門離脱を正式に表明した。
1998年に候補者の一本化に反対し、高砂一門を破門された当時の高田川親方(現在は千田川親方)の例はあるが、離脱を申し出た例はこれまでにない。そこまでして貴乃花親方は出馬の意志を貫き通した。
なぜ今なのか。「制度としてある(議決権を10人の理事が持つ)以上は立場や役割がある」と貴乃花親方。協会を変えたい。そのためにはどうしても議決権のある理事にならなければならなかった。
放駒親方、二所ノ関親方、鳴戸親方の擁立を考えている二所一門は、開始からずっと貴乃花親方の説得にあたった。選挙になれば109人の評議員による投票。28票ある二所一門からは3人の当選者を出すのが限界。4人となると1人7票となり共倒れする危険性が出てくる。
ある親方は「みんながエッと思った。中をゴチャゴチャにして、一門から出て行くとは。もう一期(2年)待てば理事になれるのに。今出るのはマイナスだ」とその行動に疑問を投げつけた。そんな説得に対し「わたしは選挙に出ます」と言い続け、開始から2時間後に席を立った。
「説得されたけど、わたしの気持ちは変わりません。支持してくれる人がいますから。1人で出るわけじゃない」と貴乃花親方。「今まで以上に相撲を認知してもらうことが、下の世代にできるのではないか」。そんな理想を同部屋の常盤山親方、音羽山親方のほか、大嶽親方、二子山親方、阿武松親方、さらに新たに間垣親方を加えた6人がバックアップする。「勝算? ハハハハ」と笑って受け流したが、現時点で一門外からの数票を確約されているとみられ、当選する可能性は高い。
ただ、一門を出たからにはいばらの道が待っている。若手親方から「戻ってほしい」という声も挙がる一方で、「もう戻らなくてもいい。こういう形で出たら無理だ」と言う親方もいる。一門ごとに振り分けられる職務分担などでも冷や飯を食べさせられることにもなる。一門として貴乃花親方の処遇は保留。離脱を正式に受理したわけではないが、初場所10日目に行われる一門会には「出ないと思います」。貴乃花部屋に戻った親方はあらためて決別を宣言していた。 (岸本隆)
7日午後5時50分ごろ、横浜市金沢区福浦1の化学メーカー「日本カーリット」横浜工場で爆発が起きたと110番があった。神奈川県警金沢署と市安全管理局によると、工場内の建物8棟(面積約2229平方メートル)が全壊するか全焼し、同8時15分に鎮火。工場の34~55歳の従業員6人のほか、別の工場の男性従業員(39)、近くを車で走行中に割れたフロントガラスで右手を切った男性会社員(34)の計8人が軽傷を負った。同工場は08年4月にも従業員2人が死傷する爆発事故が起きており、県警は業務上過失傷害容疑で捜査を開始した。8日に現場を実況見分する。
県警によると、爆発当時、工場内には従業員15人がおり、けがをした従業員のうち5人は事務棟にいた。1棟で2回の爆発があったとみられる。工場では工業化学薬品を製造しており、同社によると、薬品を合成する「有機製造所」と呼ばれる工場棟が爆発したとみられる。当時、この棟は無人だった。
約200メートル離れた自動車部品製造工場では窓ガラスが割れたり、敷地内に金属製の階段の一部や鉄パイプなどが落下。男性社員(41)は爆発当時の様子を「火柱が打ち上げ花火みたいに200メートルぐらい上がり、建物のガラスがバリバリと鳴っていた。上空に何かが飛んでいるのが見えたので、外に出た従業員に建物内に入るよう声をかけた」と話した。
日本カーリットによると、横浜工場は敷地約9900平方メートルで、従業員25人。08年の爆発事故で、当時の工場長ら3人が先月、業務上過失致死傷などの容疑で県警に書類送検されていた。送検を受け、同社の担当者は「爆発を招くような危険物を扱う業務をやめた」と説明していた。
現場は横浜港に面した工業団地の一角。【池田知広、吉住遊、中島和哉】
2010年1月7日
新春恒例の七草大祭だるま市が6日、高崎市鼻高町の少林山達磨寺で始まった=写真。福だるま発祥の地とされる同寺にちなみ、200年以上続く伝統行事だ。
今年は約40軒が境内に出店。近年は赤いだるまだけでなく、ピンクや青など色やデザインは様々。インテリア感覚で小さなだるまを買う人が増えてきたという。
200段以上ある階段を上り、さらに山を一回りする順路も今年から近道ができ、子供からお年寄りまで気軽にだるまが買えるようになった。
明治期創業の岡田だるま店の岡田登志光さんは「不景気と言われていたが売れ行きは例年並み。いろんな願いを叶(かな)えてくれるだるまを買って、不景気を吹き飛ばしてもらって」と話した。
埼玉県加須市の斉藤圭司さん(77)と妻の正江さん(74)は、毎年必ず訪れているという。「家内安全と、息子に良い縁があるように願って買いました」と話した。
市は夜を徹して7日昼ごろまで催され、20万人の人出が見込まれる。
名刀「大和伝」を伝承する大崎市松山の刀匠・法華三郎日本刀鍛錬所で5日、恒例の「打ち初め式」が行われた。
歴代刀工として知られる法華三郎は、9代目の信房さん(70)と息子の10代目栄喜さん(39)が受け継いでいる。親子と先代弟子の早坂政義さん(51)の3人は古式ゆかしい儀式にのっとって火をおこし、玉鋼(たま・はがね)を熱した。交互に鎚(つち)を打ち下ろすと火の粉が激しく飛び散り、室内に小気味のいい音が鳴り響いた=写真。
信房さんは「毎日毎日が技術の積み重ね。今年も自分の階段を上っていきたい」と抱負を語った。
東京都荒川区の毛糸店の店舗兼住宅が焼けて女性2人が死亡、女性2人が重体になった火事で、4人のうち3人が2階階段横の居間付近で倒れていたことがわかった。
火元のストーブは1階階段脇の和室付近にあり、警視庁荒川署は、階段が煙突のような役割となり、煙や有毒ガスが短時間で上階に達したとみている。
同署幹部によると、亡くなったのは、経営者の岩下順英さん(81)の妻美恵子さん(76)と岩下さんの孫で同区立峡田小5年登美(なるみ)さん(11)。美恵子さんは1階で亡くなったが、登美さんは階段を上がってすぐの2階居間で倒れていた。同じ場所には岩下さんの長男善亮さん(44)の妻、公江さん(43)と公江さんの次女で同区立中3年の勝美さん(15)も倒れており、重体となった。岩下さんは同署に「ストーブに灯油をつぎ足そうとしたら漏れた。油をふき取って火をつけたら、ストーブ全体が燃え上がった」と説明していた。
(2009年12月25日15時31分 読売新聞)
佐伯市沖の豊後水道の真ん中に立ち、百年以上光を放っている水ノ子島灯台で22日、今年最後の点検作業があった。潮の流れが速く大型船も頻繁に通る要衝で、長年、特に太平洋側から北上してくる船に頼りにされてきた。管理する大分海上保安部交通課の海上保安官らが年末年始の安全航行を願い、光を出す部分やレーダー機器などを念入りに点検した。
水ノ子島灯台の初点灯は1904(明治37)年3月20日で、県内で3番目に古い。岩礁の無人島に立つ灯台本体の高さは約40メートル、平均水面から灯火までの高さは約56メートルで国内有数の規模。外壁部分は花崗岩(か・こう・がん)を積み上げて作られており、れんがなどとは比較にならないほど強いという。今年2月には経済産業省の「近代化産業遺産」に選ばれた。
波が侵入しないようパッキンがついた重いドアから灯台の中へ。古びた食堂や寝室など、86年まで海保職員が交代で泊まり込んでいた名残もある。幅40センチほどの狭い階段を上って9階部分に着くと、ガラス張りの部屋の中央で巨大なレンズが輝いている。足元には、米軍機の機銃掃射で開いた穴も残っていた。
初点灯時のランプは石油の白熱灯だったが、今は少ない電力で強い光が出せるメタルハライドランプ。波力発電と太陽光発電で動力の大半をまかなっている。運転状況は無線送信で把握でき、今では45日間隔の点検で済むという。
22日は冬至。全国各地で市民参加型の環境イベント「100万人キャンドルナイト」が開かれる。山武市のさんぶの森公園では20日夜、一足先に約5000個のエコキャンドルによる幻想的な夜景が見られた。
昨年まで10年間続いたイルミネーションに代わる企画。家庭の廃食油と空き瓶、竹、ペットボトルなどで作ったキャンドルを公園の階段、池などに設置し、「ECO CAN」の文字やハートの光で美しいキャンドルナイトを演出した。訪れた女性の一人は「光がやさしい。続けてほしいですね」と話していた。【吉村建二】
父親を中華鍋で殴り包丁でけがをさせたとして、大阪府警大淀署は20日、殺人未遂容疑で大阪市北区長柄東の会社員、合沢昌利容疑者(29)を現行犯逮捕した。容疑を認めているという。
逮捕容疑は20日午後8時5分ごろ、団地内の自宅で中華鍋で父の会社員、惟就(これなり)さん(54)の頭を10回ほど殴打。さらに包丁を持ち出して惟就さんを追いかけ、「刺すことは覚悟している。おれはかまわへん」などと言って階段でもみ合いとなり、頭や手に軽傷を負わせたとしている。
大淀署によると、合沢容疑者は父親と2人暮らし。部屋を片づけるよう父親に注意されたことに立腹したとみられるという。